ピアノ・サンド (講談社文庫)
作者 平田 俊子
価格 580 円
出版社名 講談社
出版年月 2006/11/16
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■読者の評価     おすすめ度平均

詩人の技か?       おすすめ度
表題作「ピアノ・サンド」と「ブラック・ジャム」の2編と「かなり長めのあとがき」、角田光代さんによる解説が収録されています。
「ピアノサンド」は、別れた夫と使っていた家具を大切にするわけでも処分するわけでもなく、ただそのまま使っている女性が主人公。極力消極的な毎日を続けるうちに、知人の紹介で古いピアノを引き取ることになる。まずは置く場所をつくらなくては。彼女の生活に変化の兆しが?ピアノには特別な思い入れもある。しかし・・・という話。
読んでいる最中は何となく印象の薄いストーリーだな、と感じていましたが、読んだ後に主人公の住むマンションや街をぼんやりと思い描いている自分に気が付きました。作者が詩人だからでしょうか?場の雰囲気が体に染み込むようです。
「ブラック・ジャム」は読んでいてとても痛い話。
あとがきがかなり面白く、作者についてもっと知りたいと思いました。