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お米がちがうのです。いいごはんの炊きたてを少しのつくだにや漬物で食べますと、「ああ、無垢な心ですね。ねとねとまつわりついてくるのも、自分は愛されているということをつゆ疑わない無垢さなんですね」などとコメントしたくなります。そこらに売っている米じゃだめで(伊藤さんはカリフォルニア在住)日本食料品店で買わなくては!という話なんです。日本米は美味い!こういう話。
だって不思議なんです。本能にまつわることって。
睡眠にも興味ありますし、ご存知のように性にも興味があります。食べることそのものには、あまり執着しませんが感覚には執着します。ビールのシュワシュワが好きだし、ねとねとも好きなんです。変わった食べものを見るととりあえず口に入れてみたくなります。食べられるものが生えていたり、泳いでいたり、落ちていると狩猟したくなります。感触が気持ち良さそうなものを見ると触れてみたいと思います。刈上げた頭とか、湧き水とか、雪とか、赤ん坊とか。○の○とか。まさに本能優先。 おいしそうな部分があると同時に、食べる行為を顕微鏡で見るように手探りで言葉にしているので、グロテスクでもあるかもしれません。そうなんです。彼女の本にはいつも「グロテスク」が待ち受けています。それが面白いのかもしれません。
この本の最後に、気球で空を飛んでシャンペンを飲む話が出てきます。気持ち良さそうでした。「一度は空を飛んでみたいものだ」と思っていましたし、羨ましかった。くじらウオッチングも出てくるんです。これもしたいー。いえ、もう、するつもりです。 たらたらと、女友達の話を話を聞いている感じです。私には、びびびと来るのですが、ダメな人はダメかも。ある種、特殊な感覚ではあるかもしれません。

