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■読者の評価
おすすめ度平均
この本にレビューなど必要ない。 おすすめ度
この本にレビューなど必要ない。
とにかく読んでみてほしい。
この本に満足できない人に薦められる本など、この世の中には存在しない。
とにかく読んでみてほしい。
この本に満足できない人に薦められる本など、この世の中には存在しない。
中編集とは思えないほど読み応えあり! おすすめ度
素晴らしかった!!
…の一言につきます。
全6編から成る連作集ですが、登場人物が少しずつかぶっていて、2作目3作目と読みすすめていくうちに「あ、この主人公そういえば前にちらっと出てきていた!」と気付くことが何度かありました。話自体は全く独立したものですが、そのどれもが読み応えがあって大変面白いです。キャラクターの造詣、先の読めない展開。そして何と言っても男たちの熱い生き様…登場人物全てに「血が通っている」とでも言えばいいでしょうか…。警察内部の人間関係という、一般人からは分かりにくい世界を描いているにも関わらず、難しさやとっつきにくさなどは微塵もなく、すらすらと読みやすいのも魅力的だと思います。
一班の朽木、二班の楠見、三班の村瀬…特にこの3名のキャラクターは強烈で(かと言って現実離れしているわけではなく実在しそうなリアルな感じで)、彼らのシリーズの続きをぜひ…と思ってしまいます(実際に彼らのシリーズの続きが出ているそうで、今から楽しみです)
全ての作品が面白いですが、やはり表題作の「第三の事項」が特にオススメ。自分もその場に立ち会っているかのような臨場感を味わえて息が詰まりそうでした。「囚人のジレンマ」「ペルソナの微笑」も印象的(特にラストが…)。
横山秀夫さんの作品は題名がいつもシンプルかつカッコ良くて、しかもちゃ〜んと深い意味があるのが素晴らしいですね。この本で一気にファンになってしまったので、これから「動機」「陰の季節」「半落ち」「震度0」など、どんどん読んでいきたいなぁと思いました。
…の一言につきます。
全6編から成る連作集ですが、登場人物が少しずつかぶっていて、2作目3作目と読みすすめていくうちに「あ、この主人公そういえば前にちらっと出てきていた!」と気付くことが何度かありました。話自体は全く独立したものですが、そのどれもが読み応えがあって大変面白いです。キャラクターの造詣、先の読めない展開。そして何と言っても男たちの熱い生き様…登場人物全てに「血が通っている」とでも言えばいいでしょうか…。警察内部の人間関係という、一般人からは分かりにくい世界を描いているにも関わらず、難しさやとっつきにくさなどは微塵もなく、すらすらと読みやすいのも魅力的だと思います。
一班の朽木、二班の楠見、三班の村瀬…特にこの3名のキャラクターは強烈で(かと言って現実離れしているわけではなく実在しそうなリアルな感じで)、彼らのシリーズの続きをぜひ…と思ってしまいます(実際に彼らのシリーズの続きが出ているそうで、今から楽しみです)
全ての作品が面白いですが、やはり表題作の「第三の事項」が特にオススメ。自分もその場に立ち会っているかのような臨場感を味わえて息が詰まりそうでした。「囚人のジレンマ」「ペルソナの微笑」も印象的(特にラストが…)。
横山秀夫さんの作品は題名がいつもシンプルかつカッコ良くて、しかもちゃ〜んと深い意味があるのが素晴らしいですね。この本で一気にファンになってしまったので、これから「動機」「陰の季節」「半落ち」「震度0」など、どんどん読んでいきたいなぁと思いました。
硬質で良質な警察小説 おすすめ度
時効が過ぎたにも関らず、被害者宅で息を潜めて犯人からの電話を待つ強行犯の刑事達。
犯人は一時海外に渡航しており、真の時効は7日後。それまでに犯人は、思いを寄せていた
被害者の妻に電話をしてくるのか、それとも真の時効を知って、その日が過ぎるのを
待つのか。しかし、そこには戦慄の罠が…。(「第三の時効」)
F県警捜査第1課強行犯係の刑事達が手がける難事件を通して、捜査にかける執念、
激しい功名心、ライバルへの敵愾心等を見事に描き出す、全6篇の連作短編集。
個人的には「第三の時効」、「密室の抜け穴」、「沈黙のアリバイ」がお薦め。
ことに表題作「第三の時効」には衝撃を受けた。リアルに考えればあり得ないケーでは
あるが、さすが元社会部記者上がりだけあって、著者は良く司法や警察を良く
知っているし、良く調べているなあと感心した。
氏は刑事達の暗闘や苦悩を通して、警察組織(の暗部)を実にリアルに巧みに描いている。
本作では、「動機」ではやや弱いと感じたミステリーの核の部分も良く出来ており、
また、刑事達の造型も素晴らしく、これほど硬質で読ませる警察小説は、
高村薫の一連の刑事もの(「マークスの山」「地を這う虫」「照柿」など)以来と思った。
それにしても、F県警強行犯の刑事達、殊に班長(警部クラス)達は個性的で実に面白い
キャラクター揃いで続編が楽しみ。とりわけ二班の楠見班(長)がどうなっていくか、
興味が尽きない。
犯人は一時海外に渡航しており、真の時効は7日後。それまでに犯人は、思いを寄せていた
被害者の妻に電話をしてくるのか、それとも真の時効を知って、その日が過ぎるのを
待つのか。しかし、そこには戦慄の罠が…。(「第三の時効」)
F県警捜査第1課強行犯係の刑事達が手がける難事件を通して、捜査にかける執念、
激しい功名心、ライバルへの敵愾心等を見事に描き出す、全6篇の連作短編集。
個人的には「第三の時効」、「密室の抜け穴」、「沈黙のアリバイ」がお薦め。
ことに表題作「第三の時効」には衝撃を受けた。リアルに考えればあり得ないケーでは
あるが、さすが元社会部記者上がりだけあって、著者は良く司法や警察を良く
知っているし、良く調べているなあと感心した。
氏は刑事達の暗闘や苦悩を通して、警察組織(の暗部)を実にリアルに巧みに描いている。
本作では、「動機」ではやや弱いと感じたミステリーの核の部分も良く出来ており、
また、刑事達の造型も素晴らしく、これほど硬質で読ませる警察小説は、
高村薫の一連の刑事もの(「マークスの山」「地を這う虫」「照柿」など)以来と思った。
それにしても、F県警強行犯の刑事達、殊に班長(警部クラス)達は個性的で実に面白い
キャラクター揃いで続編が楽しみ。とりわけ二班の楠見班(長)がどうなっていくか、
興味が尽きない。
面白いが、カタルシスがない。 おすすめ度
横山秀夫の作品はいくつか読んだが、やはり最高傑作は「クライマーズ・ハイ」だと
思う。本作品は個性的なキャラクター設定にスリリングな話の展開と一読して
面白いが、手元に残しておきたいという文学の風格がないので減点。「クライマーズ・ハイ」
には文学の醍醐味がある。
思う。本作品は個性的なキャラクター設定にスリリングな話の展開と一読して
面白いが、手元に残しておきたいという文学の風格がないので減点。「クライマーズ・ハイ」
には文学の醍醐味がある。
存在感があるリーダーたち おすすめ度
6つの事件がそれぞれ違う目線で描かれていながらも、朽木、楠見、村瀬という各班のリーダたちの存在感がとてもよく現れていて、リアリティのある物語だった。また、ただ事件を解決するだけでなく、マスコミとのやりとり、捜査課長とリーダとの軋轢、強行班内部での揉め事など、人間関係についても丁寧に描かれており読み応えがあり文句のつけどころがなかった。

