夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
作者 乙一
価格 440 円
出版社名 集英社
出版年月 2000/05
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■読者の評価     おすすめ度平均

16歳でこれはすごい       おすすめ度
200ページほどの文庫ですが、非常に読みやすく字のサイズも大きいため、すらすらと読めてしまいます。
この作品、何がスゴイのかというと、作者が16歳の時に書かれたのだということ!
表題作の「夏と花火と私の死体」はストーリー構成が抜群で、ややご都合主義になりながらも、それを上手く利用して良質なサスペンスに仕上げています。
どうすれば読者をハラハラドキドキさせることが出来るかを作者はよくわかっている。
「わたし」の一人称という斬新な手法も良い。16歳という補正を抜きにしてもお勧めできる作品です。
「優子」の方は雰囲気がどこか陰鬱な感じで、サスペンスというよりミステリーっぽいかな?
個人的にはこれはあくまでオマケですね。


うーん       おすすめ度
乙一さんの他の作品のGOTHやZOOは割と好きだけど、この作品は何か好きになれない。
確かに当時17歳にしてはうまいし、斬新な書き方ではあるけど・・・。
死んでるとはいえ、主人公の視点から書いてるのにあまりにも淡々としすぎているからかも。
ラストも真実は謎のままって感じでスッキリしない。
好きな作家さんだけに残念・・・。


うまくもなくまずくもない       おすすめ度
展開が早く、読みやすい。
だらだらとした文章が嫌いな人には向いているのではないだろうか。
だが、キャラの年齢設定と、その行動とが少しかみ合っていない気がした。
また、多少無理に繋げたというか、常識などを押し曲げて書きたいように流れをつくった部分がないとは言い切れない。
死体が主体となるので、その流れをつくるためにすぐ死んでしまった!くらいの勢いはあったかと(^^;
そういう展開をはやくするために端折ってしまった部分さえなければ、もっとよかったのになと思う。
総合的にいえば、デビュー作としてはよい。


小説を読んだというよりも…       おすすめ度
何だかドラマか映画の脚本を読んだ感じです。
「優子」も同じく。

うまく出来てますがあまりにも淡々としてるので、何とも深い感想が見当たりません。


読んだ後に色々と肉付けしたくなる小説です。だから映像化されることが多い作家さんなのかな?

☆は普通ってことで3個。


「合わない」もの       おすすめ度
申し訳ございませんが、私には合いませんでした…根気よく読もうとしても、何度も読みたいとは思えませんでした。最古の乙一作品だけあってか、表現が分かりづらいところもあります。