BAD KIDS バッド キッズ (集英社文庫)
作者 村山 由佳
価格 440 円
出版社名 集英社
出版年月 1997/06/20
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■読者の評価     おすすめ度平均

人間の魅力を感じます       おすすめ度
親友にも、恋人にも、親にも見せることはない一面。そんな一面を同級生の男女がちょっとしたきっかけから共有するお話です。
恋愛という感情は彼らの間に感じません。でもその人には自分の全てを打ち明けることができる、安らぎを感じる。恋人も越えたそんな関係の二人の危うさ、純粋な気持ち、不器用な優しさにとても感動しました。そんな存在を見つけられた彼らを羨ましくも感じます。
私が村山さんの作品を好きなのはキャラクターに魅力があるからです。不安定で脆い部分と、悩みながらも必死に生きて前を見続ける部分。とても人間らしいキャラクターが人々の共感を得て、感動を与え、心を強く生きる勇気をくれるのだと思います。


BAD KIDS       おすすめ度
村山由香さんの作品は初めて読みました。
はっきり言って、かなり良かったです。
こういった世界にのめり込みそうになった程。
無駄な描写がなく、読みやすかったです。

ですが、もっともっと表現したいことがあったのに
ちょっとうまく出し切れなかった…と言うのが見えました。
だから逆に
「この人の作品、もっと読んでみようかな?」
と言う思いにさせてくれたそんな一冊でした。



恋愛ではない絆を感じる作品       おすすめ度
 恋愛ではなく、かと言って親友という言葉では表現できない絆があるとしたら、それは隆之と都の関係だと思います。
 「男女の友情はありえるのか」と、よく言いますけど、これを読むとありうるんだと思えます。
 彼らの関係は恋愛ではなく、でも友情では語りきれない「何か」。
 兄弟のような、素敵な関係だと思います。
 同姓でもここまでわかりあえる人はなかなかみつけられないでしょうけど、
「親友がほしい」と思っている人(特に高校生)にはぜひ読んでみてほしいと思います。
 「自分の傷よりも相手の傷をふさごうとすること」の大切さが伝わる、
読後にとても心が温かくなる、そんな作品だと思います。


友達以上、恋人以下       おすすめ度
思えば、高校生の頃、こういう「友達以上、恋人以下」というような関係の男友達がたくさんいた。どっちでもないけど、好き。それだけでいい、という男女関係が気に入っていた。一方で、もうちょっとで恋愛に発展しそうなのに、一線を越えたら、もうこういう関係には戻れないと怖かったり、時々、相手の気持ちも気になった。もしかしたら、友達じゃなくて、恋人になりたいのかも?とか。
揺れ動く心。瑞々しい感覚。傷つきやすい感性。暫く忘れていたときめき。結婚して子供もいる、今の私には、「ああ、こういう時期もあった」ととても懐かしくなった。


残念です。       おすすめ度
色々な賞を受賞している作家さんなので、期待して読んで
みたのですが、少々期待はずれでした。
主要人物は魅力的なキャラクターが揃っているのに、ストーリーが
少女漫画やテレビドラマ並の展開。百歩譲ってそれはいいとしても、
そこに小説ならではの”描写”や”深み”も感じられませんでした。
普段本を読まない方には読書のとっかかりになっていいかもしれませんが、
そうでない方にはおすすめできません。