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■読者の評価
おすすめ度平均
高樹刑事最期の時、魂は兄弟の元へ おすすめ度
集英社刊の北方小説に頻繁に登場し、脇役ながらその存在感から主人公を喰う程のキャラクターである高樹警部、その高樹警部の物語である老犬シリーズ三部作の完結編。
定年間際の高樹は警視に昇格し、一線から外れた友軍体制で定年を迎えようとしていた。
一課長から廻された事件の継続捜査、やくざ同士の抗争に見えた。
高樹は以前自らが手錠を打った「けもの」が絡む事件に逃れようの無い因縁を見出す。
27歳の高樹刑事が射殺した「兄弟」田代幸太の息子、和也の姿がそこにはあった。
幸太との約束で今まで刑事を辞めなかった、「きちんとしろ、刑事って檻に自分の獣を閉じ込めておけ・・・」
その幸太の息子、和也を目の前にして高樹の中のけものが目を覚ます。
「もういいよな、幸太・・・」
あの時と同じように幸太の息子、和也を追い、ついにはあの横浜で向かい合う二頭のけもの、今万感の思いを込めて高樹は引き鉄を引く。

