第三の時効
作者 横山 秀夫
価格 1,785 円
出版社名 集英社
出版年月 2003/02
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F県警捜査第一課。一班の朽木。二班の楠見。三班の村瀬。一筋縄ではいかない強行犯の刑事たちが、覇権を激しく競い合い、難事件に挑む! 非常で独断的な男たちの感動的なドラマを描く本格警察小説。

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■読者の評価     おすすめ度平均

横山秀夫最高傑作       おすすめ度
横山秀夫を読み始めて4冊目にして、最高傑作に当たった気がしている。

警察と言う特殊な組織を舞台に描かれている男達の人生劇場である。
「陰の季節」や「顔」のような女性の出る幕は一切ない。
まさに男の独壇場であり、短編集ながら、男のギリギリの生き様を描き切っている。
続編は要らない。

しかし、どうにもこうにも登場人物が全員、かっこいいのだ。
もちろん見栄えのことではなく、気の利いたセリフでもなく、追い詰められ混乱し迷い決断し諦め奮い立つ、その一つ一つが、どうしようもなくかっこいい。

懸命に生きている、それだけで色気があるんだな。


おもしろい       おすすめ度
登場人物たちの個性を太いタッチで、かつその内面をナイーブに描く質の高い警察・人間ドラマ。事件のまどろっこしい展開を抑え、警察の人間たちをしっかり描く内容で、チープな感じを与えない、読んで損はない作品として推奨します。登場人物たちをより深く多面的に描き、マンネリ化に陥らないシリーズ化が出来る豊かな土壌はあると思います。今後の期待を込めて星5つ。


短編とは思えない読み応え       おすすめ度
短編推理小説でありながら、刑事たちそれぞれの人間的魅力も存分に書き込まれていて、非常に読み応えのある作品。横山さんの作品はこれが初めてだったのですが、この作品に出会えたことでほかの作品を読むのがますます楽しみになりました。


是非とも最後に読んでください。       おすすめ度
「笑わない男」朽木、公安上がりの冷酷楠木、職人芸村瀬、3人の班長を中心とした物語は読み出したら何があろうと止まらない。これほど「男」を描いた作品がかってあっただろうか?「半落ち」がそれ程でもなかった俺にとって、この作品に出会えたこたは、幸せであり、同時に横山作品の3番目に読んでしまった事は大いなる不幸でもあった。この後むさぼるように読んだ他作品が非常に物足りなく感じてしまったからだ。(どれも一級品で作品自体は面白いのだが「第三の時効」の高揚感・感動は得られなかった)未読の方、読むなら最後に読んでください。せっかくの他の傑作が色あせてしまうから。完璧な短編!生涯NO.1
!特に表題作「第三の時効」には脱帽!森刑事に乾杯!


中毒性。       おすすめ度
本格ミステリが好きで、横山秀夫さんの名前はよく目にする。
でもやっぱり本格物が読みたくて、横山作品はまだ読んだ事が無い。
サスペンスも悪くないけど…。
っていう感じのテンションの方に、真っ先にお薦めなのがこの作品です。
当代随一の短編の名手が描く、本格ミステリの金字塔!
いやあ、これほどのクオリティのミステリ短編集には、滅多にお目に掛かれないと。
で、小説としての読み応えもさすが抜群。
もう次々に横山作品を追って行きたくなる事請け合い。
是非。