gift
作者 古川 日出男
価格 1,365 円
出版社名 集英社
出版年月 2004/10
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■読者の評価     おすすめ度平均

      おすすめ度
この作家の言いたいことがわからない。「理解できない」のではなくて、「わからない」。
――つまり、理解するとかしないとか以前の問題。書いてある内容自体が、非常に不明瞭なのだ。一編のストーリーの中にありながら文章ひとつひとつが孤立している感じで、前後の脈絡も何もない、という…。
単に私の読解力がなかっただけなのかもしれない。また、長編ものならこの作家への印象もまた違ったかもしれない。しかし、私にとってはもう文章の段階でアウトだ。
過去、古川氏は三島賞を受賞している。三島賞受賞作家は個人的に結構好きな人が多いが、私にはこの人の作品は合わないと感じた。


ふと読み返したくなる物語たち       おすすめ度
この古川日出男さんの掌編集『gift』に収められた19の物語たち。
その一つ一つが確かに生きていて、それぞれがそれぞれの深呼吸の
仕方を知っている。19のショートストーリーの小さいけれど大き
い息吹に包まれると、なんとも言えない感覚に包まれます。最高に
キュートで、優しくて、ココロをぎゅってされるカワイイ物語たち
です。

僕のベスト5を挙げたいと思います。

1位 天使編
2位 夏が、空に、泳いで
3位 鳥男の恐怖
4位 あたしはあたしの映像のなかにいる
5位 ちいさな光の場所

です。しかし、19編すべてどれも愛しい。

ふと、読み返したくなる。


古川日出男の       おすすめ度
 中ではめちゃめちゃ軽いかな。しかし、こういうのを読むといかに村上春樹に影響を受けているかわかる。たとえば、片山恭一とか伊坂幸太郎とか大崎善生みたいに直截的に書くんじゃなくて、村上春樹の要素を抽出して、自分の中で完璧に昇華している。村上春樹チルドレンの中じゃ、そういう意味で舞城王太郎にいちばん近いんじゃないでしょうか。
 本書は古川日出男の入門書として最適だろう。アビシニアンよりも。しかし、文章のうまさが本当よくわかる。うますぎ。物語にあわせて文章を変えているんですけど、これ読んだあとにサウンドトラックとか読むとびっくりするかも。
 村上春樹の『カンガルー日和』みたいなあったかくて不思議な掌編集です。


不思議な本です       おすすめ度
短編集なので、読みやすかったです。
一つ一つのお話は、妖精がでてきたりと現実離れしているファンタジーの
ようで、現実味のある感じもしてかなり不思議なお話でした。
古川さんの作品を初めて読んだのですが、他の本も読んでみたいと
思いました。


不思議な読後感。       おすすめ度
短編集なんですが・・・・不思議な読後感でした。
作者の頭の中の物語のイメージにかなり近い形で
文章が成立している感じがするというか・・・・
イメージがすごくストレートに伝わってきました。
感動して滂沱の涙を流すというタイプの本ではないですが
なんか変。なんか面白い。なんか印象に残る。
楽しいけど切ない。うれしいけど哀しい。
絶望の中の希望。刹那と永遠。
もどかしくも気持ちいい。
本の中の物語がそれぞれに生きていて。
一個の生き物みたいに、うごめいている。
うう・・上手くいえなくてもどかしい(笑)
お値段高めですけど、おすすめです。