大人ドロップ
作者 樋口 直哉
価格 1,470 円
出版社名 小学館
出版年月 2007/02/21
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■読者の評価     おすすめ度平均

まさに高校生の恋愛       おすすめ度
親友が好きな子が自分の幼馴染で、親友が彼女のことを好きになっていく様子がなんとなく嫌な感じになり、幼馴染のことが好きなのかも分からず親友と張り合ってしまう。まさに高校生の恋愛というような夏の想い出話だったが、可もなく不可もなくという感じだった。でも、自分の気持ちに素直で本能のまま行動する同級生のハルは印象に残った。


大人になるのが怖かったころ・・・       おすすめ度
今はすっかり大人になってわすれていたのですが、
自分も確かに大人になるのが怖かった事を思い出しました。
それでいて子供ではないことを自覚していたことも確かでした。
主人公は大人になったと自覚したとき、誰かのためには泣いても、
自分のためには泣かないと誓います。
こんなに明確に大人になったと自覚できた人がうらやましくなります。
自分は大人だと思っていたけどそれはいつからでしょうか?
ほんの少し青春時代を振り返りたくなりました。
少しの苦味を思い出しながら…


大人になってもわかりません       おすすめ度

成人した娘がいる歳になっても、大人になるってどういうことか・・・という答えが明確に出せないでいる私。
でも、この本を読んで、それってみんなもそうなのかぁと、ちょっとホッとしてしまいました。

しかも、この物語の主人公は男性。
男の子の気持ちって正直全然想像出来ないので、自分の気持ちの正体がわからず、もがきながらも行動にうつす彼に、とても共感できました。

幼稚園のお帰りの時間に、1粒づつ先生に口に入れてもらった甘酸っぱいドロップ、私も大好きでした。
子どもが出来て自分で買ったとき、2粒一度に食べて、大人になったんだなぁって、ちょっと思ったのを思い出しました。

最近、嬉しいことよりも悲しいことが多くなっていくのが、大人になるってことかもしれないなんて考えていたので、
一人では大人になれないんだという主人公の言葉に救われた気がしました。

そばにいたいと想う人がいる人も、欲しい人も、ぜひ読んで欲しい物語です。


夏っていいよなあ       おすすめ度
主人公が中学生時代をふとしたきっかけで思い出す話だが、中学生の行き場のない感情が読んでてかわいい。描写も的確だが簡潔でサクッと読める。けだるい夏休みが目を閉じれば浮かんでくるような感じだった。暑くて人がいない海岸で青い海をぼおっと眺めた自分の過去も思い出した。
読後、なんとなく自分にもちょっといいことがおこるような気がして、肝油ドロップを買ってみた。


自分がこの年のころは…       おすすめ度
果たして、こんなに人のことを想い、人のために行動しただろうか…と、
昔を思い出しながらグラスを傾けたくなる…読後にそんな気分になりました。
主人公の視点で語られる物語は、実にもどかしくもどこか共感できる心地よさがあり、
特に男性、それも日々仕事の忙しさに追われ、昔の初心な自分を忘れてしまった人に
オススメしたい内容です。
逆に女性には…
このような心理は、誰もが昔に置き去りにしてきてしまっているわけではなく…
大人になったってうまく伝えられない男もいるんだと分かってほしいですね(笑)。