みいら採り猟奇譚 (新潮文庫)
作者 河野 多恵子
価格 620 円
出版社名 新潮社
出版年月 1995/10
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    第44回 野間文芸賞   受賞
相良外科病院のひとり娘、比奈子は19歳で、38歳の内科医・尾高正隆と結婚した。昭和16年の初夏ふたりの生活が始まった。正隆は、今から少し遊ぼうと、比奈子に、真に生きることを教えはじめる。快楽死を至上の願望とするマゾヒストの彼は、妻をサディストに仕立てあげた…。グロテスクな現実と人間本来の躍動と日常生活のディテールの濃密な時空間に「快楽死」を描いた純文学。

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■読者の評価     おすすめ度平均

静かに進行する病       おすすめ度
まるで、熱病に冒されたような作品。
河野 多恵子の作品に出会ったのは、本書がはじめてだった。
引き込まれるように、読んだのを覚えている。
愛していたのか、憎んでいたのか、彼女はなぜ、突き進んでいったのか。
儚げな主人公が、強い情念を静かに見せるのは、なんとも美しい。