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■読者の評価
おすすめ度平均
仕事に取り組む姿勢は、まぎれも無くプロフェッショナブル おすすめ度
作品のタイトルと、垣根氏の過去の作風から見ると、この作品
は殺し屋を主人公としたハードボイルドではないかと思われる。
ところが、リストラをテーマとしたサラリーマン小説なのである。
これまでの大藪春彦調から荻原浩調にシフトしたようである。
リストラというのは、サラリーマンにとって死にも等しいものでは
ないだろうか。主人公の村上真介はリストラ請負会社に勤める
面接官である。ある意味殺し屋と言えるのかも知れない。
軽い性格のように描かれているが、押さえる所はきちんと押さえて
いる。仕事に取り組む姿勢は、まぎれも無くプロフェッショナブル
のものである。
連作短編集なので読み足りない部分もあった。特に「File.4 八方
ふさがりの女」は名古屋の描写が面白く、もっと続きを読みたかった。
作品としては面白いのだが、冒険小説でもサラリーマン小説でも、
垣根氏の作品は二番煎じという気がする。似たような作品を書いて
いる先人がいるのである。主人公が枠の中に納まっていると
いうのも気になる。一見ワイルドに見える垣根作品の主人公だが
常に安全サイドに身を置き、決して一線を越えようとはしない。
センターラインを割ろうとはしないクレバーな走り、と言えば
聞こえは良いのだが。
は殺し屋を主人公としたハードボイルドではないかと思われる。
ところが、リストラをテーマとしたサラリーマン小説なのである。
これまでの大藪春彦調から荻原浩調にシフトしたようである。
リストラというのは、サラリーマンにとって死にも等しいものでは
ないだろうか。主人公の村上真介はリストラ請負会社に勤める
面接官である。ある意味殺し屋と言えるのかも知れない。
軽い性格のように描かれているが、押さえる所はきちんと押さえて
いる。仕事に取り組む姿勢は、まぎれも無くプロフェッショナブル
のものである。
連作短編集なので読み足りない部分もあった。特に「File.4 八方
ふさがりの女」は名古屋の描写が面白く、もっと続きを読みたかった。
作品としては面白いのだが、冒険小説でもサラリーマン小説でも、
垣根氏の作品は二番煎じという気がする。似たような作品を書いて
いる先人がいるのである。主人公が枠の中に納まっていると
いうのも気になる。一見ワイルドに見える垣根作品の主人公だが
常に安全サイドに身を置き、決して一線を越えようとはしない。
センターラインを割ろうとはしないクレバーな走り、と言えば
聞こえは良いのだが。
うーん… おすすめ度
サラリーマンが主役ということでヒートアイランドと違うテイストの話を期待して購入しました。 物語自体はさくさくと読みやすいです。しかし相変わらずハードな性描写は健在でした。私にはこの物語に過度な性描写が必要だとは思えません。
理解不能です。
理解不能です。
暗い題材なのに前向き おすすめ度
リストラ請負会社に勤める村上真介。
依頼会社から渡されたリストを元に、候補者と面接をし、退職に追い込みます。
誰もが悩みや弱点を持っています。
触れてほしくない弱点を突き、相手に揺さぶりをかけます。
真介は面接にあたり、候補者の人間性や仕事ぶりを詳細に調べます。
丁寧な仕事ぶり、相手のその後を考える姿勢があるからこそ、候補者もしぶしぶ納得するのだと思います。
真介の弱点も描かれていて、彼も血の通った人間なのだと感じます。
最後には、なぜか前向きな気分になれます。
依頼会社から渡されたリストを元に、候補者と面接をし、退職に追い込みます。
誰もが悩みや弱点を持っています。
触れてほしくない弱点を突き、相手に揺さぶりをかけます。
真介は面接にあたり、候補者の人間性や仕事ぶりを詳細に調べます。
丁寧な仕事ぶり、相手のその後を考える姿勢があるからこそ、候補者もしぶしぶ納得するのだと思います。
真介の弱点も描かれていて、彼も血の通った人間なのだと感じます。
最後には、なぜか前向きな気分になれます。
新社会人にいいのでは。。。 おすすめ度
この本は小説として気軽に楽しむという類のものではありません。どちらかというと仕事に対する考え方を分かりやすい小説という形式を通して学ぶ、と考えた方がいいでしょう。入社した当時によく言われた動く事と働くことは違うという簡単な事を教えてくれます。この本を読み進めると自然と考え方が身に付きます。この形式は奥田英朗などの小説にも見受けられます。新社会人や社会人経験の浅い人が読むとよいかと思います。
媚びすぎなんじゃない? おすすめ度
小説もひとつの商品である以上、売らなければならない。売るためには、誰に向けて書くのかを
明確にする必要がある。そんなことは当たり前なのだが、的の絞り方があざとすぎると鼻について
しまう。小説の舞台は興味深いものだし、人物の内面描写はよく書けている部分もあるだけに、
惜しい。
一見サラリーマン向けに見えるこの小説は、実際にはホワイトカラーの女性をコアターゲットと
しているのではないだろうか。
たとえば主人公の作りこみ。高校時代は不良だったのに猛勉強して筑波大学に進み、プロの
ライダーを目指すも夢破れ、現在はタフな交渉を生業としている。顔はジャニーズ系が入って
いて、キャバクラ嬢のような派遣のアシスタントと並んでも絵になる。以前の会社では意図的に
給料分をちょっとだけ上回る仕事だけをこなしていた。
つまり見映えがして運動神経もよく、そこそこ頭脳明晰で度胸があり、如才なく振舞えもすると
いう男なのだ。
この素敵な主人公が心を寄せてくれる幸せな女性がいる。キャバ嬢のようなアシスタントではない。
40になろうかという独身の営業ウーマン・陽子だ(主人公は、昔はともかく今は熟女好きという
設定… おいおい…)。
この陽子が実際の主人公なのではないかと思う。少なくとも読み手に最も感情移入させるキャラクターと
して設計されている。
自分からは何の努力もしないのに、主人公からは好きになってもらえるし、濃厚なSEXもしてもらえる。
仕事でも、リストラされかけたぐらいだから不愉快なことはあるが、業界団体や他社のエライ人は
理解者になってくれるのだ。
作り話なんだから目くじらを立てるのもどうかと思うが、ここまで特定の層への媚びが見えてしまうと
読み進めるのもつらくなる。
明確にする必要がある。そんなことは当たり前なのだが、的の絞り方があざとすぎると鼻について
しまう。小説の舞台は興味深いものだし、人物の内面描写はよく書けている部分もあるだけに、
惜しい。
一見サラリーマン向けに見えるこの小説は、実際にはホワイトカラーの女性をコアターゲットと
しているのではないだろうか。
たとえば主人公の作りこみ。高校時代は不良だったのに猛勉強して筑波大学に進み、プロの
ライダーを目指すも夢破れ、現在はタフな交渉を生業としている。顔はジャニーズ系が入って
いて、キャバクラ嬢のような派遣のアシスタントと並んでも絵になる。以前の会社では意図的に
給料分をちょっとだけ上回る仕事だけをこなしていた。
つまり見映えがして運動神経もよく、そこそこ頭脳明晰で度胸があり、如才なく振舞えもすると
いう男なのだ。
この素敵な主人公が心を寄せてくれる幸せな女性がいる。キャバ嬢のようなアシスタントではない。
40になろうかという独身の営業ウーマン・陽子だ(主人公は、昔はともかく今は熟女好きという
設定… おいおい…)。
この陽子が実際の主人公なのではないかと思う。少なくとも読み手に最も感情移入させるキャラクターと
して設計されている。
自分からは何の努力もしないのに、主人公からは好きになってもらえるし、濃厚なSEXもしてもらえる。
仕事でも、リストラされかけたぐらいだから不愉快なことはあるが、業界団体や他社のエライ人は
理解者になってくれるのだ。
作り話なんだから目くじらを立てるのもどうかと思うが、ここまで特定の層への媚びが見えてしまうと
読み進めるのもつらくなる。

