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■読者の評価
おすすめ度平均
紀行文の品格 おすすめ度
紀行文は難しい。景色を愛でても、美味しい物を並べても、それがどうした、となまじなことでは読者にそっぽを向かれる。そのうえ知られすぎている芭蕉を旅しようというのだから、よほどの筆力を要する、と思われるが、嵐山光三郎の俗にして雅、新しき町から古きを訪ねる姿勢、芭蕉研究においては他のものの追随を許さぬ博識ぶり、何よりも、いつも感じる文体の品の良さ。ふ〜んと驚く、あまり知られていない芭蕉像も垣間見せてくれて、楽しい本である。

