片眼の猿 One‐eyed monkeys
作者 道尾 秀介
価格 1,680 円
出版社名 新潮社
出版年月 2007/02/24
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■読者の評価     おすすめ度平均

もっと飛んで欲しい       おすすめ度
装丁も良く、「シャドウ」が面白かったので、期待して読みました。
内容は面白く、すいすい読み終わりました。

ただ、殺人事件の謎などは面目躍如でしたが、帯のうたい文句のような大技はないです。
ミスリードも伏線もなく、ただ単に伏せているだけ。でもう一歩盛り上がりませんでした。
アットホーム小説として読めば、それぞれの事実に必然性はないとは云えませんが・・・。

私が作者に求めているのは、もっとぶっ飛んだ内容で大きく飛躍して欲しいと云うことです。
トリックに大きな必然性を付けて欲しいと思います。
これは、道尾さんのファン全てが望んでいることだと思います。


アットホーム       おすすめ度
無駄に暗い陰惨な作品よりもこういう作品のほうが読んでいて気分がいいです(前者のような作品が嫌いだと言っているわけではありませんよ)。

伝えたいテーマがあり、それと同時にミステリがあり、謎がある。短い章ふりも手伝って、軽快な作品に仕上がっていると思います。
「複線があからさまですぐにわかる謎」みたいなことを言って憤慨している方がいますが、とんだ的外れです。その形が言わんとしている部分は、きっと謎でない部分のことでしょう。作品中の謎という謎が全て読者のカタストロフィのためにあると思ってかかるのは間違いだし、この場合は謎ですらありません。ただの設定です。ここにも良くない先入観があるように思います。

キャラクターがステレオタイプ、というか、愉快なキャラクターたちで、不愉快な先入観に満ちた世間を笑い飛ばすようでした。


煽り方が大袈裟。       おすすめ度
「著者のたくらみを見抜くことは不可能」という刺激的な謳い文句だったので、過度に期待してしまったのだろうか。
意外とたいしたことは無いな、という印象。
いや、読んでいて退屈はしないし、つまらなくはない。
オチは確かに予想できなかったし、種明かしの瞬間はそれなりに感心したけど、
一連の事件が、あの程度の一発ネタのための前振りだったなんて・・・。
あれだけ煽っておきながら、あっさりとした一発ネタを仕込んでキレイにまとめてお終いって、
それでいいのだろうか。


純粋に楽しみましょう       おすすめ度
何の予備知識もなく、ただ「本の雑誌」で薦めていたのでよみました。とても読みやすく、ペ^ジが進みました。面白かった!!私はミステリファンなので、途中で「見破ったり」なんて思っていたけど、みごとギャフンとやられました。ミステリに興味が無い人、固い文学がお好きな方にはつまらない本かもしれません。でも、「「容疑者Xの献身」見破ったり!!」なんて言ってる人、そう、ミステリ好きの方は読んだら絶対面白いです。ありえるとか、ありえないとか問題じゃないんです。それに、根本にこの作者は人間が好きなんですね。損はしません。読んでみんしゃい。


う〜ん       おすすめ度
本屋のポップに惹かれて読みました。
読み終わったあとはう〜ん…『積読』が1冊減ったのが嬉しいけれど、
なんだかそれだけで、心に残ったのはあまりなかったような…
それでも話は分かりやすく、展開も速くて、それなりに楽しみました。