玉虫と十一の掌篇小説
作者 小池 真理子
価格 1,260 円
出版社名 新潮社
出版年月 2006/10/19
Amazonの詳細ページへ

  この著者の他の作品を検索する

著者名をクリックすると、この著者の他の作品を検索することが出来ます。

書名か表紙写真をクリックすると、 Amazon.co.jp の詳細ページに移動できます。

商品を購入する際は、移動先の Amazon.co.jp の購入ページにて、商品価格・在庫の有無や納期をよくご確認のうえ、お手続き下さい。



■読者の評価     おすすめ度平均

静かな文体に込められた『情熱』と、口に出せないからこそ激しい『さびしさ』       おすすめ度

『さびしい』という題名の作品も収められているが、
ここに登場してくる人物は皆それぞれさびしい。

この本に収められている十一の短編すべてが、
淡々とした文体で書かれている。

しかし、だからといって登場人物に情熱が無いわけではなく、
言葉に出来ない、押さえ込まれた熱情のようなものが伝わってくる。

それはまるで「さびしい」と言葉には出さなくても、
本当はやり切れない程にさびしいのであるということを
私たちに示しているかのようだ。


独自の世界観       おすすめ度
小池真理子氏はまさに短編の名手といえよう。
朽ちていくさま、堕ちていくさま、なんともいえない腐敗の匂いをぷんぷんさせながら、独自の世界に連れて行ってくれます。
年齢を重ねた人でなければ理解できないこの世界は、一度堕ちた人にはたまらないものです。
すでに他の単行本に掲載されているのもあって、ファンとしてはそれが残念ですが、小池真理子初心者の40代以上の女性にはお勧めの一冊です。