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■読者の評価
おすすめ度平均
フリッカー、あるいは映画の魔 おすすめ度
読みながら、テレビの世界を舞台にした似たような小説が書けるなあと夢想していたら、
あ、この小説自体、「フリッカー、あるいは映画の魔」と、構造がそっくりだ、と、
気付いた次第。
あ、この小説自体、「フリッカー、あるいは映画の魔」と、構造がそっくりだ、と、
気付いた次第。
楽しい おすすめ度
著者にとってはあまり褒め言葉にはならないかもしれないが、さくっと読める。内容がことさら軽いというわけでもないと思うのだが、文章が読みすすめやすい。ふだん私はあまりさくっと読めるようなものは読まないし面白いと思わないのだが、そんな私にもこの本はテーマもストーリーも読み応えがあって面白かった。テーマが著者にとって切実なものであることが伝わるので、ある種のエンタメ作品を読んでいるときにふっと感じる「どーでもいいよ、このお話」みたいなものも感じることなく、著者の熱気に促されるようにして真剣に読めた。高橋源一郎が絶賛していたが、高橋源一郎が「教養」がありすぎて出したくても出せない軽さがあるなと思う。
佐藤友哉らしい小説。 おすすめ度
久々に佐藤友哉の小説を読んだ。
全然、変わっていなかったね。
無理に難しい言葉や言い回しを使っているな、という印象を受ける独特の文章。
伏線なしの唐突で強引なストーリー展開。
本人も本当は理解していないのではないだろうか?とも思える難解な純文学的表現。
これはまさに佐藤友哉の小説だ。
内容的にまるで売れそうにないのも佐藤友哉的だ。
全然、変わっていなかったね。
無理に難しい言葉や言い回しを使っているな、という印象を受ける独特の文章。
伏線なしの唐突で強引なストーリー展開。
本人も本当は理解していないのではないだろうか?とも思える難解な純文学的表現。
これはまさに佐藤友哉の小説だ。
内容的にまるで売れそうにないのも佐藤友哉的だ。
まさかこんなものを書くなんて おすすめ度
デビュー作からは想像できなかった作品。
佐藤友哉さんはこういう風になったのねって嬉しくなりました。
なんとなく丸くなったかなと思いました。
刺々しいユヤタンも好きだけど、こういうのもありです。
ただなんとなく読んでいると村上春樹を思わせる感じです。
佐藤友哉さんはこういう風になったのねって嬉しくなりました。
なんとなく丸くなったかなと思いました。
刺々しいユヤタンも好きだけど、こういうのもありです。
ただなんとなく読んでいると村上春樹を思わせる感じです。
佐藤友哉の小説賛歌 おすすめ度
物語は、主人公が「小説」ならぬ「小説のようなもの」である「片説」を書く
仕事をクビになるところから始まる。
ところが、小説を書きたかったけど片説しか書けなかったような主人公、
「僕」になぜか小説の執筆を依頼する女性が現れる。
そんな「僕」が他の登場人物からの妨害や助言を受けながら、なんとか小説を書こうとする、
というのがこの物語の粗筋。
全体の物語のかたち、雰囲気は、村上春樹の『羊』、
『世界の終わり』、『海辺のカフカ』といった
冒険orファンタジー小説のような感じになっている。
ただテーマは「小説」であり、佐藤友哉が小説に対し
悩み、考え、感じたことが題材になっていると思われる。
何か真面目に自分のオリジナルなものを創ろうとしたことがある人間ならわかると思うが、
自分の創っているものが本物なのか偽物なのか、あるいは価値のあるものか、
意味のあるものなのか、と悩んだことがあると思う。
この物語は、小説に対する佐藤友哉のそんな悩みと、
それに対する彼なりの回答を描いたものなのだろう。
自分は、前半100ページまではあまり面白くなかったので
正直投げ出そうかとも思ったのだけれど、
そこからラストまでは非常に面白く読むことができ、
ラストの「循環」のエピソードからは目頭が熱くなった。
自分のオリジナルなもの(とくに小説)を創ろうとしたことがある人間なら、
この小説が佐藤友哉の(あくまで佐藤友哉の)小説賛歌であり、
大いなる肯定であることがラストまで読むとわかると思う。
そして彼の、1000の小説に対する宣言であることも。
仕事をクビになるところから始まる。
ところが、小説を書きたかったけど片説しか書けなかったような主人公、
「僕」になぜか小説の執筆を依頼する女性が現れる。
そんな「僕」が他の登場人物からの妨害や助言を受けながら、なんとか小説を書こうとする、
というのがこの物語の粗筋。
全体の物語のかたち、雰囲気は、村上春樹の『羊』、
『世界の終わり』、『海辺のカフカ』といった
冒険orファンタジー小説のような感じになっている。
ただテーマは「小説」であり、佐藤友哉が小説に対し
悩み、考え、感じたことが題材になっていると思われる。
何か真面目に自分のオリジナルなものを創ろうとしたことがある人間ならわかると思うが、
自分の創っているものが本物なのか偽物なのか、あるいは価値のあるものか、
意味のあるものなのか、と悩んだことがあると思う。
この物語は、小説に対する佐藤友哉のそんな悩みと、
それに対する彼なりの回答を描いたものなのだろう。
自分は、前半100ページまではあまり面白くなかったので
正直投げ出そうかとも思ったのだけれど、
そこからラストまでは非常に面白く読むことができ、
ラストの「循環」のエピソードからは目頭が熱くなった。
自分のオリジナルなもの(とくに小説)を創ろうとしたことがある人間なら、
この小説が佐藤友哉の(あくまで佐藤友哉の)小説賛歌であり、
大いなる肯定であることがラストまで読むとわかると思う。
そして彼の、1000の小説に対する宣言であることも。

