風が強く吹いている
作者 三浦 しをん
価格 1,890 円
出版社名 新潮社
出版年月 2006/09/21
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    本屋大賞 2007年   受賞
箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(= 生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。

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■読者の評価     おすすめ度平均

喪失と再生       おすすめ度
最近お気に入りの作家です。まほろ駅前でも感じたのですが喪失と再生を上手く料理しているなあ、と感心します。人間は大切な何かをなくしたとしても、それで終わりではなく、違う形でまた再生されていく。そんな読後感です。リズム感のある文章で重いテーマをさらりと、そして判りやすく書いてあります。熱血スポ根では決してありません!年末年始、夏休みの読書感想文に悩む中高生諸君!ぜひお勧めです。
これを読んだら便利軒もぜひお読み下さいませ。こちらの方がより再生感が強いですね。
エッセイは駄目な人は駄目だと思います(ちょっとBLネタ多いし)。


なつかしい       おすすめ度
私は箱根駅伝を走ったことがありません。
というより走りたくても走れなかった。

まず予選会のメンバーに選ばれませんでした。
そのうえ私の大学は在学中予選を通過することできませんでした。
だから箱根予選会がどれだけ厳しいものなのか、私はよく知っています。
ましてや走り始めてすぐに本戦出場なんて、当人がいくら努力したって無理です。

でも思い出しました、昔を。
いろんな誘惑を避け、クソ真面目に走ってたあの日々を。
今でもお風呂に入ると足を揉む癖がぬけないくらい、真剣だったあのとき。

だから私は思います。
本の中でくらいは、がんばったら箱根駅伝に出れたっていいじゃないか。
そんな世界があってもいいじゃないか。


最高!       おすすめ度
最高に面白かった。先をどんどん読みたくて、でも終わりが近づくのが残念でならない。と思う本に久しぶりに出会いました。読み終えると爽やかな気持ちになれます。
箱根駅伝フリークの私。年末になったら、また読み返します。


走り出す       おすすめ度
私は箱根駅伝を見た事もなければ陸上をやった事もない。だから、この設定にどれ程無理があるのか等は良くわからない。それでも走りたいなと思える話だった。走り出すのは脚だけではない。無理だ不可能だと諦めきっていた何かにがむしゃらに走り出したくなる、背中を押して貰えるそんな話だと思う。願いや想いを叶えるのは自分達自身である事。それを信じて支えてくれる誰かがいる事を改めて思い出させてくれる。そんな一冊だと思う。


私も頑張ればよかった・・。       おすすめ度
学生時代に長距離選手でした。といっても、華やかな成績を残したことはなく、つらい練習も嫌いでしかも方向音痴なのでロードワークが苦手で、短距離の練習のほうが楽に思えて短距離に種目変更したくても短距離の選手として大会に出るにはタイムがちょっと・・というとにかく中途半端な選手でした。きっと走君にしてみれば一番許せないタイプの選手だったと思います。陸上を離れてン十年経ちますが、この本を読んだら久しぶりに走りたくなりました。もっと早くこの本に出会えていたら、もしかしたら・・と考えてしまうような一冊です。長距離選手に関わらず陸上と関わっているすべての方に読んでいただきたいなあ・・と思います。この本をきっかけに、未来の箱根駅伝選手が生まれることも空想論ではない気がします。