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■読者の評価
おすすめ度平均
生々しいほど共感しました おすすめ度
各章のタイトルが
「モテる男が好き!」
「イヤな女にはなりたくない」
「どちらかといえば聞き役」など○×方式の自己分析になっている。
これは主人公の弟の恋人が自分がどんな女なのか分析して、
モテない理由を突き止めようとした場面で出てきた10個のキーワード。
あなたは何個あてはまりましたか?(私は6個)
平凡な女は恋愛で冒険をすることができない。
なぜなら、それは「間違える」ことを極端に恐れているから。
主人公の小百合もそんな夢を見ているだけの女の子なんだけど、
あることをきっかけに勝負に出ようとします。
これは彼女がそう決意するまでの物語です。
私もどちらかとこのタイプなので、生々しく共感できました。
特に高校時代の彼女に告白してきた男子が、
女子の話題の端にものぼることもない地味な男子であったことに傷つき、
「私はああいう男の子に選ばれるような女なんだ」と思ってしまうところなんか
悲しいくらいに理解できてしまった。
「もっと幸せになれたはずなのに・・・」と小さな後悔を抱えている
女の子たちに読んでほしい本です。
かわいいお話でした。
「モテる男が好き!」
「イヤな女にはなりたくない」
「どちらかといえば聞き役」など○×方式の自己分析になっている。
これは主人公の弟の恋人が自分がどんな女なのか分析して、
モテない理由を突き止めようとした場面で出てきた10個のキーワード。
あなたは何個あてはまりましたか?(私は6個)
平凡な女は恋愛で冒険をすることができない。
なぜなら、それは「間違える」ことを極端に恐れているから。
主人公の小百合もそんな夢を見ているだけの女の子なんだけど、
あることをきっかけに勝負に出ようとします。
これは彼女がそう決意するまでの物語です。
私もどちらかとこのタイプなので、生々しく共感できました。
特に高校時代の彼女に告白してきた男子が、
女子の話題の端にものぼることもない地味な男子であったことに傷つき、
「私はああいう男の子に選ばれるような女なんだ」と思ってしまうところなんか
悲しいくらいに理解できてしまった。
「もっと幸せになれたはずなのに・・・」と小さな後悔を抱えている
女の子たちに読んでほしい本です。
かわいいお話でした。
忘れがたい物語 おすすめ度
片田舎の地元に就職した平凡な主人公の秘密は
自分の住む街を、ポルトガル・リスボンに見立てて暮らしていること。
そんな主人公・小百合のちょっとした転機がちょっとだけドラマチックに描かれた本書。
彼女は「まちがってもいいからこの恋をえらぶ」のか?
というあたりが、本のキモなのだと思いますが
私が気になって読んでから一年たっても忘れられないのは
以下の箇所。
小百合の高校の先輩(?)でスターだったカップルの亜希子と聡史。
亜希子は聡史に振られたあと、別の男性と結婚します。
それは聡史に振られたというネガティブを払しょくするほどのいい男だった。
旦那は小百合と同じ会社に勤めるということもあって、小百合は亜希子夫妻の家に頻繁に招かれる。
そこでの一節。
三人で食事をしていると、亜希子は必ず高校時代の話をしたがる。
私(小百合)に、自分と聡史がどれくらい輝いていた(カップルだった)かを
無理やり話させようとするのだ。
すごい切実だ。
女って幸せになれないのか。って思った。
自分の住む街を、ポルトガル・リスボンに見立てて暮らしていること。
そんな主人公・小百合のちょっとした転機がちょっとだけドラマチックに描かれた本書。
彼女は「まちがってもいいからこの恋をえらぶ」のか?
というあたりが、本のキモなのだと思いますが
私が気になって読んでから一年たっても忘れられないのは
以下の箇所。
小百合の高校の先輩(?)でスターだったカップルの亜希子と聡史。
亜希子は聡史に振られたあと、別の男性と結婚します。
それは聡史に振られたというネガティブを払しょくするほどのいい男だった。
旦那は小百合と同じ会社に勤めるということもあって、小百合は亜希子夫妻の家に頻繁に招かれる。
そこでの一節。
三人で食事をしていると、亜希子は必ず高校時代の話をしたがる。
私(小百合)に、自分と聡史がどれくらい輝いていた(カップルだった)かを
無理やり話させようとするのだ。
すごい切実だ。
女って幸せになれないのか。って思った。
後押ししたくなる平凡な女の子 おすすめ度
主人公はごく平凡な、20代の女性。
美人でもなく、これというとりえがあるわけでもない彼女だが、
どこか空想癖のようなところがあり、自分の住む街を異国の街に見立てて
さまざま思いを巡らせていたりする。
心理描写、情景描写はこの人らしい冴えを見せている。
「告白してくる男によって、私の女としてのレベルはこんなものかと思った」
「かっこいい弟には、それに相応しい女の子と付き合って欲しい」
などというところは、主人公の平凡さと相まって、女性読者の共感を呼ぶのではないか。
ささくれを抜くような、小さな痛みをともなわせつつ。
そこが絶妙である。
誰もが主人公を普通に応援してしまうのでないか。
そして、彼女の最後の決断を後押ししたくさせる運びは、うまい。
主人公や登場人物たちが口に出すセリフは、なにかテレビドラマを見ているような雰囲気のものが多い。
少々キャッチー過ぎるか?と思う反面、同氏の芥川賞受賞作である「パークライフ」に比べると非常に分かりやすく、
誰でも面白く読める作品ではないかと思う。吉田作品を読んだことのない人には、こちらのほうが入りやすいのではないか。
特に女性にはオススメできる。
美人でもなく、これというとりえがあるわけでもない彼女だが、
どこか空想癖のようなところがあり、自分の住む街を異国の街に見立てて
さまざま思いを巡らせていたりする。
心理描写、情景描写はこの人らしい冴えを見せている。
「告白してくる男によって、私の女としてのレベルはこんなものかと思った」
「かっこいい弟には、それに相応しい女の子と付き合って欲しい」
などというところは、主人公の平凡さと相まって、女性読者の共感を呼ぶのではないか。
ささくれを抜くような、小さな痛みをともなわせつつ。
そこが絶妙である。
誰もが主人公を普通に応援してしまうのでないか。
そして、彼女の最後の決断を後押ししたくさせる運びは、うまい。
主人公や登場人物たちが口に出すセリフは、なにかテレビドラマを見ているような雰囲気のものが多い。
少々キャッチー過ぎるか?と思う反面、同氏の芥川賞受賞作である「パークライフ」に比べると非常に分かりやすく、
誰でも面白く読める作品ではないかと思う。吉田作品を読んだことのない人には、こちらのほうが入りやすいのではないか。
特に女性にはオススメできる。
平凡 おすすめ度
非凡さには、先天的なものと後天的なものがある。
どんなに望んでも先天的な要素を後で手に入れることは出来ない。
平凡さはマイナス要素ではなくゼロに過ぎない。
ゼロを少しでもプラスに転じさせるために人間は生き足掻く。
自ら行動を起こすものの元へ結果はついてくる。
そして結果よりも大切なものが世の中にはある。
どんなに望んでも先天的な要素を後で手に入れることは出来ない。
平凡さはマイナス要素ではなくゼロに過ぎない。
ゼロを少しでもプラスに転じさせるために人間は生き足掻く。
自ら行動を起こすものの元へ結果はついてくる。
そして結果よりも大切なものが世の中にはある。
もう一歩 おすすめ度
夢見る夢子さんのような主人公本間小百合。もう一歩がどうしても踏み出せず、自分の「分」のようなものをすぐ意識してしまう性格です。人に頼られることはあっても、みんなの中心できらめくことは出来ません。
そんな彼女を作者は飛び立たせます。
そのきっかけに、フェルナンド・ペソアの「ポルトガルの海」を持ってきます。
そして、その「ポルトガルの海」によって知り合った青年と見た美しい我が町です。それは、夢から彼女を覚ます役割を果たします。
そして最後に、弟の恋人めぐみの一押しです。
大切な時に一歩を踏み出せない人は沢山います。でも、みんな一生に一度くらいは、清水の舞台から飛び降りてもいいでしょう。
勇気がなくてうじうじしている人や、自信が無くて引っ込み思案になっている人たちに、作者の応援歌が聞こえてくるようです。
そんな彼女を作者は飛び立たせます。
そのきっかけに、フェルナンド・ペソアの「ポルトガルの海」を持ってきます。
そして、その「ポルトガルの海」によって知り合った青年と見た美しい我が町です。それは、夢から彼女を覚ます役割を果たします。
そして最後に、弟の恋人めぐみの一押しです。
大切な時に一歩を踏み出せない人は沢山います。でも、みんな一生に一度くらいは、清水の舞台から飛び降りてもいいでしょう。
勇気がなくてうじうじしている人や、自信が無くて引っ込み思案になっている人たちに、作者の応援歌が聞こえてくるようです。

