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■読者の評価
おすすめ度平均
誰かと話し合いたくなる作品 おすすめ度
このレビューには賛否両論あるようですが、私は個人的にはすごく好きです。
『悪人』のときもそうでしたが、主人公達の「心の叫び」が文章から滲みでていて、自分の心の奥をふるふると揺さぶられます。
主人公ふたりが一緒に暮らしているという状況に、普通は違和感を感じてしまうのでしょうが、思わず「そんなこともあるかもしれない」と読者に思わせてしまう文章力は、さすがの一言に尽きると思います。
この二人の関係を、果たして「愛」と呼べるのかということについては議論が分かれるだろうと思います。私は単純な恋愛関係や、罪悪意識、利害関係を超えたところにある、ふたりの強い「絆」を感じました。それを「愛」の一言で表現してしまっていいのか、今でもまだ答えは出ていません。
また俊介の献身的な姿、かなこの揺れる心があまりに切なく、悲しく、涙がとまりませんでした。
いずれにしても、この本を読んだ人とこの本についてたくさん議論したくなる、そんな作品だと思います。
『悪人』のときもそうでしたが、主人公達の「心の叫び」が文章から滲みでていて、自分の心の奥をふるふると揺さぶられます。
主人公ふたりが一緒に暮らしているという状況に、普通は違和感を感じてしまうのでしょうが、思わず「そんなこともあるかもしれない」と読者に思わせてしまう文章力は、さすがの一言に尽きると思います。
この二人の関係を、果たして「愛」と呼べるのかということについては議論が分かれるだろうと思います。私は単純な恋愛関係や、罪悪意識、利害関係を超えたところにある、ふたりの強い「絆」を感じました。それを「愛」の一言で表現してしまっていいのか、今でもまだ答えは出ていません。
また俊介の献身的な姿、かなこの揺れる心があまりに切なく、悲しく、涙がとまりませんでした。
いずれにしても、この本を読んだ人とこの本についてたくさん議論したくなる、そんな作品だと思います。
がっかりした。。。 おすすめ度
「悪人」がとても面白くて、この作家の作品はサイコ−!!と
絶賛していた私でしたが、この作品を読んでがっかりしました。。。
何がどうとかではなく、全体的にぼやけていて中途半端で、
なんだか気持ちの悪い作品でした。大体読んだ本はコレクション
しておく私ですが、こればっかりは二度と読み返さないだろうと
思い即刻手放しました。。。ちなみに雫井脩介の「犯罪小説家」に通じる
つまらなさです。
絶賛していた私でしたが、この作品を読んでがっかりしました。。。
何がどうとかではなく、全体的にぼやけていて中途半端で、
なんだか気持ちの悪い作品でした。大体読んだ本はコレクション
しておく私ですが、こればっかりは二度と読み返さないだろうと
思い即刻手放しました。。。ちなみに雫井脩介の「犯罪小説家」に通じる
つまらなさです。
犯した罪は償えるか おすすめ度
物語は現実社会でも珍しいことではなくなった母親による子殺し事件に端を発する
ワイドショー的陳腐な話かと思いきや、あっさりと裏切られる
日常生活から切り離されてしまったようなさびれた地区で事件は起こるが、
その影響は近所に住む住人にも飛び火していき思いもよらない方向へ発展していく
登場するのはみな過去に傷を持つ人間ばかり
一見普通に暮らしているように見える人たちに秘められた過去の出来事に
たまたま取材にあたっていた記者が興味をひかれ引き寄せられていく…
彼自身、妻とうまくいっておらず私生活に行き詰っているのだが、
その原因も複合的に物語に絡まっていて、物語に奥行を与えている
「悪人」を思わせるような吉田修一さんの洞察力の深さと
人間への優しくも温かいまなざし
罪は贖えるかという深く難しいテーマをさらっと読ませる技術に脱帽です
読後もじっくりと考えさせられる内容でした
ワイドショー的陳腐な話かと思いきや、あっさりと裏切られる
日常生活から切り離されてしまったようなさびれた地区で事件は起こるが、
その影響は近所に住む住人にも飛び火していき思いもよらない方向へ発展していく
登場するのはみな過去に傷を持つ人間ばかり
一見普通に暮らしているように見える人たちに秘められた過去の出来事に
たまたま取材にあたっていた記者が興味をひかれ引き寄せられていく…
彼自身、妻とうまくいっておらず私生活に行き詰っているのだが、
その原因も複合的に物語に絡まっていて、物語に奥行を与えている
「悪人」を思わせるような吉田修一さんの洞察力の深さと
人間への優しくも温かいまなざし
罪は贖えるかという深く難しいテーマをさらっと読ませる技術に脱帽です
読後もじっくりと考えさせられる内容でした
あまりすっきりしない読後感 おすすめ度
すでに他の人の書評を読んでしまった後に読み始めたので、
「尾崎俊介」と「かなこ」の関係については、最初からわかっていた。
むしろ、なぜそうなっていくのか、その描写に期待を込めて読んだといってもいい。
人間の業の深さをえぐりだすような作品なのかどうか。
どういう状況で、そんな選択をすると作者は考えるのだろうか?
女性読者としてはすっきりしない読後感だ。
はっきり言って、それほどの深みのある作品ではなかった。
読んだ後にかなり強い「もやもや感」があって、
それを「考えさせられる作品」と表現してもよいのだが、納得がいかないところも多い。
登場人物たちは皆よどんで暑苦しくやりきれない雰囲気を出していて、
さわやかな渓谷の風景描写と対照的なのが、いいのか悪いのか。
変に心に残って「こんな温泉地はいいなぁ」とか思ってしまう。
最後の「かなこ」の行動と俊介の気持ちなどは、「静かな爆弾」と同じで、
描ききることを避けてしまった作者の「逃げ」という気もする。
記者の渡辺の心情をもうちょっと掘り下げて、
男性特有の心理をあぶりだしてくれたら良かったと思う。
「尾崎俊介」と「かなこ」の関係については、最初からわかっていた。
むしろ、なぜそうなっていくのか、その描写に期待を込めて読んだといってもいい。
人間の業の深さをえぐりだすような作品なのかどうか。
どういう状況で、そんな選択をすると作者は考えるのだろうか?
女性読者としてはすっきりしない読後感だ。
はっきり言って、それほどの深みのある作品ではなかった。
読んだ後にかなり強い「もやもや感」があって、
それを「考えさせられる作品」と表現してもよいのだが、納得がいかないところも多い。
登場人物たちは皆よどんで暑苦しくやりきれない雰囲気を出していて、
さわやかな渓谷の風景描写と対照的なのが、いいのか悪いのか。
変に心に残って「こんな温泉地はいいなぁ」とか思ってしまう。
最後の「かなこ」の行動と俊介の気持ちなどは、「静かな爆弾」と同じで、
描ききることを避けてしまった作者の「逃げ」という気もする。
記者の渡辺の心情をもうちょっと掘り下げて、
男性特有の心理をあぶりだしてくれたら良かったと思う。
ストーリーがしっかりしている おすすめ度
ストーリーがしっかりしているので、最後まで楽しめました。途中のどんでん返しには驚いたが、それもありだと思った。というより、納得させられてしまう力量がこの文章から伝わってきた。
吉田氏の作品は次回も必ず読ませて頂きます。
吉田氏の作品は次回も必ず読ませて頂きます。

