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■読者の評価
おすすめ度平均
人生の最後の瞬間に後悔しなければ… おすすめ度
自分が好きだった清楚で聡明な彼女が卑猥な画像を公開するサイトに出ているという、驚きの展開から始まる話だったが、おもしろくて一気に読んだ。どこか冷めていて人とうまく付き合うことができない祥子、自分の殻に閉じこもって自信をもてない桜川、それぞれの性格がきちんと表現されていて違和感なく読めた。祥子の恋愛に対する失敗ぶりは人生いろいろで片付けられるほど簡単ではないが、人生の最後の瞬間に後悔しなければいいと考えることができるようになった祥子を応援したくなった。
ずんずん読めて、深い読後感。 おすすめ度
第1章「夏の桜」の冒頭2ページで、もうヒロインの都築祥子は、生身の人間として鮮やかに立っている。この祥子ちゃんが、いい。本作のもうひとりの主人公、桜川衛みたいな文学オタクには、聡明な感受性に富んできちんとしているこの少女は、宝物だよなぁ(でも、彼女の猥褻画像がネット上に……)。
松屋でのショボくてあったかいデート等々、ぎこちなくも少しずつ距離を縮めるふたり。一転してその後、彼女は冥王星のように遠ざかってしまう。そうした日々が、削り込まれた簡潔かつ深い文章で、展開されていく。
望月や榛菜ら脇役も、ポジティブ思考に染まった変な店舗も、目の前に実在するようで、イヤ〜なのに切ない感じが伝わってくる。
それぞれの登場人物が違ったかたちで抱えている、現実への違和感や疎外感が、切実に響く。それだけに、祥子と衛が再会して、生きていることの折り合いの悪さがちょっと解消するラストの感慨も、すっと心に届いた。
デビュー作『ラス・マンチャス通信』でも「世間からずれた場所」の巡歴と脱出を描いた作者。読み手の自分と書かれた世界とが地続きだと直覚させる、そんな筆力の確かさは一貫している。今後の作品にも期待したい。
松屋でのショボくてあったかいデート等々、ぎこちなくも少しずつ距離を縮めるふたり。一転してその後、彼女は冥王星のように遠ざかってしまう。そうした日々が、削り込まれた簡潔かつ深い文章で、展開されていく。
望月や榛菜ら脇役も、ポジティブ思考に染まった変な店舗も、目の前に実在するようで、イヤ〜なのに切ない感じが伝わってくる。
それぞれの登場人物が違ったかたちで抱えている、現実への違和感や疎外感が、切実に響く。それだけに、祥子と衛が再会して、生きていることの折り合いの悪さがちょっと解消するラストの感慨も、すっと心に届いた。
デビュー作『ラス・マンチャス通信』でも「世間からずれた場所」の巡歴と脱出を描いた作者。読み手の自分と書かれた世界とが地続きだと直覚させる、そんな筆力の確かさは一貫している。今後の作品にも期待したい。
共感ボタン押しまくり。 おすすめ度
あらすじ・・・というか本編は、とくに大きな事件が起こるわけでもなく
友達の恋バナ、レベルなんだけど。
もんのすごく面白かった!!!
思わず、自分の高校のときや、20代の恋愛を振り返ってしまう。
まだ、自分の気持ちが、あわあわしてるのに、相手が先に盛り上がってると知って
急速に気持ちが冷めるとことか、
ダサ目の男のコとのデートで、「そのコーデはないだろー」「この喫茶店って・・・」と
ツッコミながらも、その男の子が、「世の女のコは僕をダサいと蔑んでる」と言い出すと
わたしまで、そんな女達と一緒にしてくれるな!!本質みてるのに!!とムキなるとことか。
あーあーあー。の連続。
気持ちの盛り上がり方、冷め方の表現に、ものすごく共鳴してしまう。
友達の恋バナ、レベルなんだけど。
もんのすごく面白かった!!!
思わず、自分の高校のときや、20代の恋愛を振り返ってしまう。
まだ、自分の気持ちが、あわあわしてるのに、相手が先に盛り上がってると知って
急速に気持ちが冷めるとことか、
ダサ目の男のコとのデートで、「そのコーデはないだろー」「この喫茶店って・・・」と
ツッコミながらも、その男の子が、「世の女のコは僕をダサいと蔑んでる」と言い出すと
わたしまで、そんな女達と一緒にしてくれるな!!本質みてるのに!!とムキなるとことか。
あーあーあー。の連続。
気持ちの盛り上がり方、冷め方の表現に、ものすごく共鳴してしまう。
「同窓会小説」の傑作。 おすすめ度
落ち込んでいるときに読みました。
恋愛小説というよりは、同窓会小説っていうのかな。
笑えます。泣けます。いろいろ思い出します。
何となくいい雰囲気だった昔の男友達のこととか。
でもなんで発展しなかったんだっけとか、
そういえばサークルであんなイタイことあったよなとか。
痛々しいけど、今、大人目線で見たら、じつは萌えじゃん(笑)。
ありがち青春の出来事が続々出てきます。
好き、これ。
今までの平山瑞穂の作品で、一番好きかもしんない。
恋愛小説というよりは、同窓会小説っていうのかな。
笑えます。泣けます。いろいろ思い出します。
何となくいい雰囲気だった昔の男友達のこととか。
でもなんで発展しなかったんだっけとか、
そういえばサークルであんなイタイことあったよなとか。
痛々しいけど、今、大人目線で見たら、じつは萌えじゃん(笑)。
ありがち青春の出来事が続々出てきます。
好き、これ。
今までの平山瑞穂の作品で、一番好きかもしんない。
グッと来る読後感 おすすめ度
過去と現在が交錯するドラマチックな構成が面白い。先の展開が気になり、一気に読んでしまった。
ストーリー自体の面白さはさることながら、それぞれの登場人物の生き様が緻密に描かれているのが素晴らしい。
彼らの青臭さや挫折はとてもリアルで、「こういう奴、居る居る!」と頷いたり、もしくは自分にも思い当たる節があったり…ある種、ノスタルジックな気持ちにさせられます。
どちらかというと文系な青春時代を過ごした人には、何かしら心に引っかかるものがあるはず。
単純にハッピーな話ではないが、痛みに裏づけられた力強さ・希望が静かに丁寧に描かれていて、グッと来る読後感がたまらない。
繰り返し読みたくなる、とても内容の濃い一冊。
ストーリー自体の面白さはさることながら、それぞれの登場人物の生き様が緻密に描かれているのが素晴らしい。
彼らの青臭さや挫折はとてもリアルで、「こういう奴、居る居る!」と頷いたり、もしくは自分にも思い当たる節があったり…ある種、ノスタルジックな気持ちにさせられます。
どちらかというと文系な青春時代を過ごした人には、何かしら心に引っかかるものがあるはず。
単純にハッピーな話ではないが、痛みに裏づけられた力強さ・希望が静かに丁寧に描かれていて、グッと来る読後感がたまらない。
繰り返し読みたくなる、とても内容の濃い一冊。

