夜の公園
作者 川上 弘美
価格 1,470 円
出版社名 中央公論新社
出版年月 2006/04/22
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■読者の評価     おすすめ度平均

それは公園からはじまる       おすすめ度
二時間あまりで読めてしまいますが、内容は人間として何が大切で何が幸せなのか、問いかけてきます。正直に生きることの難しさも。恋愛模様を中心に男達と女達の友情のはかなさも。
これからの人生に何をかけるんだと聞かれたら、たぶん、自分、と答えるのでしょう。自分がなかったら、友情も恋愛も成立しないんでしょうね。ストーリーは自分が何によって存在しているかあやふやな人達が登場してきます。恋愛ものですが、それに溺れていけないところが面白いと思いました。


他の作品を読んでみたい       おすすめ度
初めての川上弘美。何の先入観もなく読んだ。出だしは非常に面白かった。この先どう展開していくのかワクワクした。期待に反して大したひねりもなく中だるみが続き、人間関係がもつれ、山を迎えるかと思ったらほどけ、そのままフェードアウトした。でも是非他の作品を読んでみたい。そう思わせる文章。


下種の勘繰りと言われてしまうかもしれませんが・・・       おすすめ度
テレビドラマ化・・・意識して書かれてますか?
いかにも、安易に二匹目のドジョウを狙う人間が、安いテレビドラマにしそうな筋立て。
川上弘美さんの作品に一貫して感じる、「聖性」のようなものが好きだったので、すこし残念でした。。



これはこれで…       おすすめ度
う〜ん、川上弘美もこの分野に手を出してきたか〜、という感じですね。本来こうしたどろどろした恋愛には無縁のところで書いている作家さんだと思っていましたから。
でも、彼女の手にかかると、ありえない泥沼なのに、なぜかさらりと説得力を持って受け入れてしまう、この手腕はすごいですよね。
「リリ」と「春名」、最初は春名のほうが強い女に思えていたのが、最期はリリに軍配が上がりました。二人の間を揺れ動く男性陣がなんだか切ないラストでした。


けっこう好きかも       おすすめ度
川上先生の作品をほかに読んだことがないので、それがかえって読みやすかったのかな?とほかの方のレビューを見ていて思いました。
現実感のない登場人物ばかり・・・っていう気もしなくはないけれど、読んでいるうちにそれはあまり気にならなくなりました。
すごーくどろどろした恋愛のはずなのに、それを感じさせないところはすごいと思います。
男と女は何が幸せで何が不幸なのか・・・本当に永遠のテーマですね。