夢は枯れ野をかけめぐる
作者 西澤 保彦
価格 1,680 円
出版社名 中央公論新社
出版年月 2008/08
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■読者の評価     おすすめ度平均

かなり地味です       おすすめ度
話の中心となる人物が48歳というだけで相当地味です。テーマも介護とか、老後とか地味ではあるけれど誰もが避けては通れない問題を扱い、それをうまくミステリーにしています。そして、今回は事件も地味です。主人公と同じくらい地味な謎の数々も同様です。なんていうか、紹介するのにこんな地味な内容も珍しいくらいですが、地味です(笑)
本編は短編を6編収録。それぞれにストーリーがリンクしており時系列に沿って話が進行していくので最初から一作づつ読んでいくことをお勧めします。読むうちに、あの人がこの事件とリンクして…というふうに徐々につながっていきます。しかし、この小粒な事件をスルメをかむようにじわじわと味わうのがまた楽しいのもまた事実。正味大作でもありませんし、傑作でもありませんが、自分は面白く読めました。
勿論、複数の西澤作品を読んだことをある方ならお馴染みのなんともいえない西澤節はこの作品でも健在です。