|
|
|||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
■読者の評価
おすすめ度平均
「淡々」てやつ。。 おすすめ度
三郎さんの正体不明っぷりが、さすが川上。
てか彼女、人が出逢ってから別れるまでを書くのホント上手。
しかも淡々とした別れ。
本当に本当にただ好きって人と別れると、
そゆ風に「淡々」な思いをするものなのかなぁ。
てか彼女、人が出逢ってから別れるまでを書くのホント上手。
しかも淡々とした別れ。
本当に本当にただ好きって人と別れると、
そゆ風に「淡々」な思いをするものなのかなぁ。
愛情は、育まれていくんだなあ おすすめ度
公園の砂場で拾った雛形と私のコミュニケーションを描く物語。
岩波国語辞書で「雛形」を調べると
(1)実物をかたどって小さくしたもの。模型。
(2)書類のきまった書き方などの見本。書式。
と書かれている。
川上さんの描く雛形は、(1)に近いだろうか。
成長する肉体と知能を持つ、かなり進化型の模型と考えてもらえばいいだろうか?
とにかく、雛形と私のコミュニケーション、雛形と私のこころを描いている。
愛は、無条件に、ただそこにある。
愛情は、育まれていくんだなあ。
そして過去は、物語に変わる。
岩波国語辞書で「雛形」を調べると
(1)実物をかたどって小さくしたもの。模型。
(2)書類のきまった書き方などの見本。書式。
と書かれている。
川上さんの描く雛形は、(1)に近いだろうか。
成長する肉体と知能を持つ、かなり進化型の模型と考えてもらえばいいだろうか?
とにかく、雛形と私のコミュニケーション、雛形と私のこころを描いている。
愛は、無条件に、ただそこにある。
愛情は、育まれていくんだなあ。
そして過去は、物語に変わる。
表題作、とても良い おすすめ度
川上弘美氏の、いわば若書き的作品集。
この本の魅力は、やはり表題作に尽きる、と思う。
若書きだけあって文章のむだも今より少し多い(今、氏がこれを書いたら、原稿用紙70枚くらいに納めるのではないか?)のだが、氏の作品の魅力は、ここに余すところなく詰まっている、と思う。特に「蛇を踏む」「龍宮」「溺レる」あたりの系譜に連なる、「あわあわ系」でない作品群について。
特に、雛型の成長過程――主人公に対する言葉遣いと視点の経時的変化――は、氏が過去に経験した事象(恋愛、育児)に対する観察眼と、持ち前の無限のイマジネーションと言葉選びのセンスが高いレベルでの相乗効果をもたらし、「ななめ読みしてファンタジー、真剣に読んで純文学」という、稀有な特徴をこの作品に与えている、と感じる。
それに比較して、後の3篇は文章の流れや、言葉の選び方も若干陳腐、平板であり、「蛇を踏む」「龍宮」あたりの諸作品と比較すると遜色がある。
氏の世界に共感できる読者のための、作品集である。入門書ではない。
この本の魅力は、やはり表題作に尽きる、と思う。
若書きだけあって文章のむだも今より少し多い(今、氏がこれを書いたら、原稿用紙70枚くらいに納めるのではないか?)のだが、氏の作品の魅力は、ここに余すところなく詰まっている、と思う。特に「蛇を踏む」「龍宮」「溺レる」あたりの系譜に連なる、「あわあわ系」でない作品群について。
特に、雛型の成長過程――主人公に対する言葉遣いと視点の経時的変化――は、氏が過去に経験した事象(恋愛、育児)に対する観察眼と、持ち前の無限のイマジネーションと言葉選びのセンスが高いレベルでの相乗効果をもたらし、「ななめ読みしてファンタジー、真剣に読んで純文学」という、稀有な特徴をこの作品に与えている、と感じる。
それに比較して、後の3篇は文章の流れや、言葉の選び方も若干陳腐、平板であり、「蛇を踏む」「龍宮」あたりの諸作品と比較すると遜色がある。
氏の世界に共感できる読者のための、作品集である。入門書ではない。
切ないとはこういうことなのかと思いました。 おすすめ度
川上さんの本を初めて読んだのがこの本でした。
表題作「物語が、始まる」は、こんな登場人物ありなの?
と思ったのが最初です。
主人公の女性が雛形を拾う話ですが、雛形とはどんなものなのか
わからなかったので、辞書で調べました。
雛形とは、普通の生活上では使わない言葉だと思うのですが、
表題作「物語が、始まる」は、こんな登場人物ありなの?
と思ったのが最初です。
主人公の女性が雛形を拾う話ですが、雛形とはどんなものなのか
わからなかったので、辞書で調べました。
雛形とは、普通の生活上では使わない言葉だと思うのですが、
それをメイン人物(?)にしてしまう川上さんは只者ではないと思いました。
読後感は、切ないとしか言いようがありませんでした。
今までたくさんの恋愛小説を読みましたが、
その中でも私の中ではトップの方に位置するお話です。
今まで体験したことのないような気持ちでした。
雛型であること おすすめ度
「物語が、始まる」を一番面白く読んだ。
ほかの作品は後半に入るとどこか異世界へ行ってしまったようで、
少々難解でした。
雛型の三郎という存在をどのような姿で創造するか?
言葉どおりのうつろなマネキンのようなものか。
それとも人間社会に混ざれるくらいには人間らしいのか。
そんなことを考えるとまた、主人公と雛型の関係が
ほかの作品は後半に入るとどこか異世界へ行ってしまったようで、
少々難解でした。
雛型の三郎という存在をどのような姿で創造するか?
言葉どおりのうつろなマネキンのようなものか。
それとも人間社会に混ざれるくらいには人間らしいのか。
そんなことを考えるとまた、主人公と雛型の関係が
いろいろと想像できます。

