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きっと「わかるわかる!」「あー自分にハマる・・」って人多いハズです!もちろん、自分とは正反対の考え方だなーって思う人もいるでしょう。
でも結局「好き」って気持ちは誰しも同じなんだなと思わせてくれる作品です。
気持ちを素直に表せる人も、そうでない人も、恋愛経験豊富な人も、そうでない人も皆溶け込める作品になってる気がしますよ。
また、恋愛だけじゃない面白ネタも入ってるのがナイス☆
だから気軽に読めるんじゃないかなぁ。
かたくないのに読みながら色々考えさせられちゃうような、すごいそういう意味で深い作品だと思います。
こんなこと言ったら怒られちゃうかもしれないけれど、表紙ボレして買っちゃっても、後悔ナシですよ(^皿<)b
冒頭の「タクシーをぶっ飛ばす日まで」は、突然恋人に会いたくなる瞬間、タクシーをぶっ飛ばしてでも会いたい、という恋心について語っています。作者の憧れをこめて、それを好意的に書いていますが、ご本人はしたこともないし、できそうもないそうです。
非日常の行為を描きながら、日常的な範囲で納まり、そして最後は、作者特有の肩の力が抜けた柔らかさで占めくくられています。このあたりが角田流なのでしょうね。
「贈り物」も良かったですね。失恋した瞬間には、何の慰めの言葉も役に立ちませんが、作者が描く運転手さんのような優しさこそ、確かに最高のクリスマスプレゼントかもしれませんねえ。ラストの三行が作者の才能を感じさせました。
「おとなりさんの時間について」で描かれている失恋の痛手からの回復のお話しもうなずけました。確かに、傷を癒すのには時間が最良の薬ですね。冷静になれば、また経験をつめばそれは一定の理解が得られますが、当事者にとってそれどころではないのも良くわかります。若さの特権は、時間が沢山あることだといえるかも知れませんが。
全編通じて、作者の若かりし頃(現在も若いが)の感情のきらめきがいたる所で感じられましたし、それは才能の輝きを予兆させるものでもありました。
ストレートな感情表現って若さの特権なのかも知れませんね。
好きになると、他のものをほっぽり出しても相手に会いに行きたい。
明日の忙しい予定なんか、「会いたい」って気持ちひとつで「まぁいいや」に変えられる。
そういう、自分でも半ばあきれ気味なのに抑えられない気持ちを、
ストレートに肯定してくれるお話がいっぱいです。
恋をしていて、悩んじゃったりしている時には元気を。
恋をしていないなら、恋をしようかな、
なんて思わせてくれる前向きな本ですよ。
すべてのことはむだじゃないことや、
結局はヒトなんだっていうことに気付かせてもらいました。
私はこの著者の小説には結構どちらかというと
暗いイメージで複雑な感情をもっているのですが、
この本は正反対な印象を持ちました。
明るくて前向きなエッセイです。
ささやかな幸せが心から幸せに思えたり、
生きていることや自分のまわりにいる人々に感謝したくなる・・
そんな本です。
表現しきれない思いに悩んでいた頃、
この本に出会い、心がぽぉっとあったかくなったことを覚えています。

