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■読者の評価
おすすめ度平均
映画をみてみたい おすすめ度
確かに殺人事件も起こらなければ大恋愛もないです。競馬と猫だけの話のようですが、若い男3人と女1人が狭い家の中で一緒に暮らすこと自体がかなりおかしいです。ゆっくり時間が流れているのですが、読んでいる方は共同生活の微妙な緊張状態が頭の片隅にずっとあります。よう子はアキラが連れてきた女なのですが、一日を猫を探すだけに使ったり、適当な材料でみんなのごはんを作ったり、それでもってしっかりしていてスタイルがよかったりするもんで、とても魅力的です。この小説、映画にすると面白いでしょうね。この本に描かれているようなよう子を演じることができる女優さんはいるでしょうか。
いつもの場所に帰ろう おすすめ度
保坂さんの本は何冊目かわからないが、
読むときはいつも「ゆったりしたい時」
彼の本はいつもの場所にトリップさせてくれます。
今回はちょっと広い部屋に住んでしまったばっかりに
友達とその彼女が転がり込んできて、
猫と競馬の話でだらだらとすごしている物語。
猫も競馬も興味が無いので3星ですが
期待通りのゆるーい時間をもらいました。
読むときはいつも「ゆったりしたい時」
彼の本はいつもの場所にトリップさせてくれます。
今回はちょっと広い部屋に住んでしまったばっかりに
友達とその彼女が転がり込んできて、
猫と競馬の話でだらだらとすごしている物語。
猫も競馬も興味が無いので3星ですが
期待通りのゆるーい時間をもらいました。
だめです。読めませんでした おすすめ度
この作家の小説入門を読み、デビュー作に挑戦してみました。
だめです。町田康、舞城王太郎を連想する文章。もちろん、保坂さんの方が早いんですけど。
とにかく、ああいった文体は私にはだめなんです。
ごめんなさい。
だめです。町田康、舞城王太郎を連想する文章。もちろん、保坂さんの方が早いんですけど。
とにかく、ああいった文体は私にはだめなんです。
ごめんなさい。
リアリズムを淡々と。 おすすめ度
解説にも書いてあるけど、これは「究極のリアリズム小説」です。
僕にとっては、初体験の非常に新しいジャンル・文体の小説でした。
「何てことない日常を何てことない日常としてリアルに描きつつ、焦点を絞らぬ独特の「注意深さ」を発揮して、言語に頼っていては決して届かない日常の微妙な「細部」の発見に成功する。」
(解説より)
この解説の言葉にあるように、一見この小説は「何も起きない」のだ。
一見と言うか、実際に「何も起きない」。
ただただ日常を書き連ねている。
それが新しいし、「フィクション」である「小説」にとって革命的な試みなのかもしれない。
って事で評価の難しい小説。
決して「おもしろい」とは思わない。
でも「すごい」かもなぁ。
僕にとっては、初体験の非常に新しいジャンル・文体の小説でした。
「何てことない日常を何てことない日常としてリアルに描きつつ、焦点を絞らぬ独特の「注意深さ」を発揮して、言語に頼っていては決して届かない日常の微妙な「細部」の発見に成功する。」
(解説より)
この解説の言葉にあるように、一見この小説は「何も起きない」のだ。
一見と言うか、実際に「何も起きない」。
ただただ日常を書き連ねている。
それが新しいし、「フィクション」である「小説」にとって革命的な試みなのかもしれない。
って事で評価の難しい小説。
決して「おもしろい」とは思わない。
でも「すごい」かもなぁ。
確かに見事だが おすすめ度
小説を書く人の中では、わりと知られている本です。
筋なし。
ドラマなし。
起承転結もなし。
ただ日常の生活が描写されて、なにごともなく終る。
なんでドラマがないの?
という問いへの回答として、作者は、映画を撮ることを志望としながら、日常の風景ばかりを撮っている登場人物に、こう言わせている。
--
何か事件があって、そこから考えるのって、変でしょう? だって殺人なんて普通、起こらないし。そんなこと言うくらいだったら、交通事故にでもあう方が自然だし。
日本のバカな映画監督なんか、人間はそういう事件と背中合わせに生きている、みたいなこと言うでしょ。でも、そういう人たちの映画みてても、どこが背中合わせなんだろうって。それに、もともと普通の人じゃないしね。出てくるのが。
そんなんじゃなくて、本当に自分がいるところをそのまま撮ってね。
そうして、全然ね、映画とか小説とかでわかりやすくっていうか、だからドラマチックにしちゃってるような話と、全然違う話の中で生きてるっていうか、生きてるっていうのも大げさだから、『いる』っていうのがわかってくれればいいって」
--
これと同じ筋のことは、保坂氏はあちこちで語っているので、作者の小説に対する問題意識や、スタイルがそのまま表れた作品であるといえる。
ここに出てくる人たちの存在感、息づくような気配を感じられるのは、他の作品にはない面白さ。ただし独特なPOP感に「そり」が合わなければ、ただそれだけの小説ということになるだろう。
個人的には、空気感は見事だと思うが、特に好きな空間だというわけでもなかったので、星4つ。
筋なし。
ドラマなし。
起承転結もなし。
ただ日常の生活が描写されて、なにごともなく終る。
なんでドラマがないの?
という問いへの回答として、作者は、映画を撮ることを志望としながら、日常の風景ばかりを撮っている登場人物に、こう言わせている。
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何か事件があって、そこから考えるのって、変でしょう? だって殺人なんて普通、起こらないし。そんなこと言うくらいだったら、交通事故にでもあう方が自然だし。
日本のバカな映画監督なんか、人間はそういう事件と背中合わせに生きている、みたいなこと言うでしょ。でも、そういう人たちの映画みてても、どこが背中合わせなんだろうって。それに、もともと普通の人じゃないしね。出てくるのが。
そんなんじゃなくて、本当に自分がいるところをそのまま撮ってね。
そうして、全然ね、映画とか小説とかでわかりやすくっていうか、だからドラマチックにしちゃってるような話と、全然違う話の中で生きてるっていうか、生きてるっていうのも大げさだから、『いる』っていうのがわかってくれればいいって」
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これと同じ筋のことは、保坂氏はあちこちで語っているので、作者の小説に対する問題意識や、スタイルがそのまま表れた作品であるといえる。
ここに出てくる人たちの存在感、息づくような気配を感じられるのは、他の作品にはない面白さ。ただし独特なPOP感に「そり」が合わなければ、ただそれだけの小説ということになるだろう。
個人的には、空気感は見事だと思うが、特に好きな空間だというわけでもなかったので、星4つ。

