草の上の朝食 (中公文庫)
作者 保坂 和志
価格 840 円
出版社名 中央公論新社
出版年月 2000/11
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    第15回 野間文芸新人賞   受賞
2DKの「ぼく」のアパートにアキラとよう子と島田が住みついて、それぞれがふらりと出かけては帰ってくる4人の共同生活ははじまった―。猫たちのくらしにも似たとりとめのない日常をトレースし、新しい世代のしなやかな感受性を浮かびあがらせた青春小説のイノベーション。

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■読者の評価     おすすめ度平均

日常の奔流       おすすめ度
『ブレーンソング』の続編。四人は、いつものように毎日おしゃべりし、そして恋をする。

新たなキャラクターとして主人公に恋人ができるんだけど、まぁ主人公のまわりの怠惰な(かつ新鮮な)日々の濃度にやられてしまって、結局のところ、彼女もダラダラすることになる。前作の正当な後継、そして日常の反復。それがこの作品をひきつける要因になってて、日常性とは何なのか肌で感じさせてくれる一作。ダラダラすることを愛する人全てにオススメ。


保坂和志曰く
「『草の上の朝食』が「群像」に掲載されたとき、『プレーンソング』を絶賛したある評論家が、「『プレーンソング』は二度いらない」とか「『プレーンソング』に続篇はいらない」と言ったけれど、彼は“反復”というものがわかっていない。」


切なさを湛えた傑作。       おすすめ度
傑作です。
どこが傑作なんだ?と聞かれると困るんだけど(爆笑)
この人の小説って…粗筋の説明ができない(笑)人が死んだりとか、不倫したりとかっていう『事件』があるわけじゃない、終わり方だって、なんだか尻切れトンボで終わっている(笑)
ただ、ふつうの日常が続いていく、それが淡々と描かれているだけ。でもそれがとても切ない。

たぶん、好き嫌いはあるでしょうね〜、こういう小説が嫌いな人、いるだろうから。
でも敢えて繰り返します。傑作だよ、これ。読んで、味わってもらうしかないんだけど。



恋人も猫も友だちも、すきな気もちは同じ       おすすめ度
前作「プレーンソング」の5人に「僕」の恋人が加わっても、大袈裟なドラマは決して起こらない。暑くなくなってきて、夏が秋に変わる。熱すぎず、冷たすぎない簡素さでこころがしずかになります。