暗闇の教室〈2〉悪夢、ふたたび (ハヤカワ文庫JA)
作者 折原 一
価格 735 円
出版社名 早川書房
出版年月 2001/12
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■読者の評価     おすすめ度平均

知らないほうが良かった解決編       おすすめ度
叙述トリックやら折原ワールドやら言われるが、正直『トンデモ本』の一言です。

前作から20年後の話で、大人になった少年少女が再びダム底の廃校に集い、事件に巻き込まれるというもの。
前作で書かれなかった人間関係や謎(ラストで一人多かった子供など)が、本作でほぼ判明します。
その点では、前作の謎を引きずっていた読者は読むべきでしょうが、一作品として完成度は・・・・?
そもそも私は前作もあまり楽しめなかった方なのだが、本作はその悪い点が凝縮してしまっている。
無駄に長い心理描写や幻覚幻聴。まぁ、それをトリックの材料にしているのは分かるのだが、
この長さではイライラしてしまう。会話文も頭の中で再構築すると、非常に不自然である。
作家の癖なのかもしれないが、どうも受け付けられない。

そして、ラストに明かされる真相・・・・・・爽快感より「ナンジャコリャァァァァァ???」

結構高い評価をつける人が多いですが、個人的に折原作品としても、他作家を含めた同ジャンル作品としても
及第点を下回るんじゃないかなぁ・・・なんて思ってしまいます。
ミステリなのかホラーなのか、しっかり軸を意識して作れば、もっと面白かったのではないか。
『二兎追うもの一兎も得ず』を具現化したような感じでした。
辛口ですみません。期待した挙句に一巻二巻双方を時間かけて読んだもんで・・・・・


「沈黙の教室」の余韻の余韻       おすすめ度
前作「暗闇の教室〈1〉」は「沈黙の教室」の余韻で書かれたようなものだ。それも「沈黙の教室」のような異様な程のサスペンスと本格との融合がなかったため、平板なサスペンス小説となってしまった(折原氏らしさは出ているものの)。本作は、前作のメンバが20年後に校舎(教室)に集まり、また悪夢のような事件に巻き込まれるという設定。

舞台設定、人物設定が限られているため、さすがにアクロバティックな謎の解明と言う訳には行かず、やはりサスペンス主体の展開とならざるを得なかった。サスペンス小説として一応は読ませるのだが、折原マジックを期待すると残念ながら裏切られる。結局、「教室」シリーズは「沈黙の教室」だけで止めておいた方が良かったのではないか、というのが率直な感想。


恐い!       おすすめ度
読んでて背中がゾッとしました
だけどミステリーとしては やはり 前の”沈黙の教室”の方が
楽しませてもらえます!
独特な謎かけで犯人が惑わされますが 読み終わった後は”う〜ん”
と唸ります
うまく出来てます!
この方の頭の中はどうなってるのだろう?


夏はやっぱりコワイ話2       おすすめ度
ちょっとコワくて懐かしくもありサスペンスフルの1巻の20年後のお話ですが、正直雰囲気が違って戸惑います。前巻の謎がだんだん明かされていくのですが、首筋が寒くなると言うより戸締まりを確認したくなるような恐さです。いずれにしろコワイ話が好きでミステリーが好きなら楽しめます。
オススメ。