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■読者の評価
おすすめ度平均
無理に関東大震災をモデルにしなくても おすすめ度
権威はあるが実質権力は持たない皇族、近代化に功績のあった元老、強大な権力を持つ陸軍に帝都を直撃した大地震、
どさくさにまぎれて迫害される異民族、とあからさまに関東大震災をモデルにした架空歴史小説。
星間政治と大震災を絡めるアイディアは面白いけど、あまりに関東大震災のモデルに囚われていて、細かい矛盾がいくつも存在している。
どだい、近代日本を高度文明を失った惑星植民地のモデルにするのは無理があると思う。
いっそのことパラレルワールドの日本を舞台にした架空歴史物にした方が、災害への対処、という要素に集中することが出来て面白くなったのでは?
どさくさにまぎれて迫害される異民族、とあからさまに関東大震災をモデルにした架空歴史小説。
星間政治と大震災を絡めるアイディアは面白いけど、あまりに関東大震災のモデルに囚われていて、細かい矛盾がいくつも存在している。
どだい、近代日本を高度文明を失った惑星植民地のモデルにするのは無理があると思う。
いっそのことパラレルワールドの日本を舞台にした架空歴史物にした方が、災害への対処、という要素に集中することが出来て面白くなったのでは?
すがすがしい災害小説 おすすめ度
〜海外にはディザスター・ノベル(災害小説)というジャンルがあるが、個人的な感想ではそれらは災害によって露になる人間の欲望と残酷描写が多くて好みではない。この作品はその手のドロドロしたものを望む人にはもの足りないかもしれない。しかし、大災害に直面し、それに真摯に立ち向かおうとする人間の姿にはすなおに感動したい。敵役ですら、真摯なのだか〜〜ら。それを理想主義であるとか、人間が描けていないとか、批判するのは的外れだ。
すがすがしい災害小説。ありえないような作品を読んだような気がする。〜
すがすがしい災害小説。ありえないような作品を読んだような気がする。〜
日本人にしか書けないSF おすすめ度
正直、『第六大陸』は面白くなかった。
あれが星雲賞?と首をかしげた。
本作も期待せずに読み始めたが、1巻を買ったその日のうちに読み終えると2巻、3巻を買い込み、翌日には読み終えていた。
面白かった。
久しぶりにいいSFを読んだと思った。
特にテーマが良かった。
「地震SF」(言い過ぎ?)
これは日本人にしか書けないテーマだと思う。
こういうSFこそ海外に輸出してほしい。
いろいろ書くとクドいしタネ明かしになるので、このへんにとどめるが読んで損はないはず!
あれが星雲賞?と首をかしげた。
本作も期待せずに読み始めたが、1巻を買ったその日のうちに読み終えると2巻、3巻を買い込み、翌日には読み終えていた。
面白かった。
久しぶりにいいSFを読んだと思った。
特にテーマが良かった。
「地震SF」(言い過ぎ?)
これは日本人にしか書けないテーマだと思う。
こういうSFこそ海外に輸出してほしい。
いろいろ書くとクドいしタネ明かしになるので、このへんにとどめるが読んで損はないはず!
最近傑作が多い小川一水さん おすすめ度
皇位継承権が低く、田舎の離宮で不遇の生活を送っている17歳の内親王スミルの元へ、ボロボロの姿のジャルーダ総督代理という28歳の若手官僚セイオ・ランカベリーが訪ねてきた。昨日、帝国の首都が大地震で壊滅したことを伝えに。折りしも国会会期中で、高皇以下全ての王族と議員、官僚を含む高級行政官がすべて死ぬか、行方不明になってしまい、現状生き残った行政官で最も位が高い文官が彼であり、大災害が連続して起き、それぞれの組織が混乱し暴走する中、帝都そして帝国の指揮をとるため、摂政への就任を求めてのことであった。
西暦が過ぎ、宇宙の数々の惑星に植民した後、戦争により惑星間交易が後退した19世紀から20世紀前半の地球に似た惑星レントを舞台に描かれる。政治体制は、戦前の日本に酷似して、あらゆる面が戦前の大正大震災時の日本の国家状況を髣髴させる。テーマは、国家の危機管理を描いているが、『回転翼の天使』『強救戦艦メデューシン』のモチーフの展開したかに思える「都市・国家の危機管理体制」に、田中芳樹のような「異世界の国家の歴史」を描いたファンタジーが同居している。星雲賞を受賞した傑作『第六大陸』に続く、連続の傑作に個人的にはご満悦。至福の読書時間を過ごせました。次巻が待てません。早川書房で出た『第六大陸』までは、秀作を描くマイナーSF作家といったイメージですが、この作品でそろそろ堂々たるメジャーSF作家の貫禄を感じさせます。かなり前からのファンですが、見事なぐらい成長する作家なので、読んでいてたまらなく嬉しいです。
面白い本に出逢えた おすすめ度
エンターテインメント性を備えつつも骨太のSFに逢えた。挿し絵や人物紹介のアニメ調の絵に騙されて(それが悪いわけではないが)、軽い読み物と思って手に取ってしまうと面を食らうこと必至の「国家(都市)危機管理」シュミレーションフィクションです。キャラクターの設定も妙であり(私には)至福の作品です。

