スラムオンライン (ハヤカワ文庫 JA (800))
作者 桜坂 洋
価格 630 円
出版社名 早川書房
出版年月 2005/06/09
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■読者の評価     おすすめ度平均

懐かしき世紀末の風景       おすすめ度
アーケードで、対戦格闘をやり込んだ人
には、共感と郷愁を抱かせるだろう作品。


格ゲーとは、ルールを覚え、技の修練を積んでいくことで、
リアルでは実現できない、自由で拡張された身体性を獲得
していく営為だと一応、(部分的ですが)定義できます。

このことは、単に自分の使用キャラに感情移入しているのではなく、
新しい「自分」を創り出しているのだ、とも言い換えられます。


主人公のリアル探しが主題である本作において、
お仕着せの物語をなぞるだけのRPGでなく、
自らの身体性と向き合う格ゲーが題材として
選ばれたのは、そのあたりとも決して無関係
ではないと思います。



味がある       おすすめ度
僕は僕である。
求めているものは、本当は求めるという過程に目的があり、それが大切な事・・・。
本当に言いたいことは、感覚では分かっているつもりだが・・・。
ともかく、表紙のデザインと概要を読んで選んだだけのことはある。
まるでゲームをしているみたいで、楽しかった。
そういえば、忍者の正体はあれだろうな〜。(笑)


そこにいる理由       おすすめ度
 きっと多くの人は生きる理由を求めている。自分探しというと笑われるかもしれないけれど、探しに行く先は必ずしも現実世界とは限らないのかもしれない。
 オンラインゲームで最強の格闘家を目指す少年。新宿の街で青い猫を探す少女。全く違うように見えるかもしれないが、自分の芯となる何かを求めていることには違いがない。それぞれの解答が提出されたとき、きっと世界というパズルの中に彼らのピースがぴったりとはまることだろう。

 色々と考えてゲームをしている人もいるんだろうなぁ、と考えさせられるかもしれない作品。


退屈な学生生活をネトゲーに費やす若者を描いた物語       おすすめ度
僕自身あまり格闘ゲーム、というかアーケードゲームをやってこなかったから、そういうシーンの楽しみ方がよく分かりませんでした。

あー、でも物語全体に流れる空気は好きです。
主人公の坂上君とヒロインである布美子の付かず離れずの関係とか。
そしてリアルとネットの境目に危うく立っている主人公の現状とかはネット中毒な僕に相通ずるところがあり、共感を呼びました。完全にネットの方へ比重が行ってしまい、いわゆる「廃人」になってしまった子も登場します。

昔懐かしいアーケードゲームの要素を取り入れながらも、ネトゲーという現代っ子に馴染みのある舞台で物語していくという設定に感服。うまいと思いました。

イラストもいい味出していると思います。一見雑なようだけど、不思議な雰囲気を醸し出してくれるのがtoi8氏の凄い所。

ラストはちょっと尻すぼみな感が否めないけど、物語全体に流れる空気と、元々toi8氏のファンということもあってこの評価です。


ゲームの中で未知の強豪を求める大学生の話・・・(;'Д`)ハァハァ       おすすめ度
(;'Д`)ハァハァ オンライン格闘ゲームが流行しているなかで、そのゲームに夢中になっている大学生の青春を描いた快作である。
主人公が操るゲームキャラで対戦していき・・・腕をあげ・・・
ある日、ジャックと呼ばれる『辻斬りプレイヤー』の存在に心を奪われる。ヤシを探し出し、倒すことこそが目的となる。
リアルよりもゲームでの闘いを優先する主人公に明日はあるのか?!