夜にその名を呼べば (ハヤカワ文庫JA)
作者 佐々木 譲
価格 798 円
出版社名 早川書房
出版年月 2008/05/08
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■読者の評価     おすすめ度平均

珠玉のハードボイルド       おすすめ度
作者は私の大のお気に入りで、どの作品も大好きですが、本作「夜にその名を呼べば」が最も好きな作品。
舞台は雨の小樽。内容は復讐劇。10年以上前の作品にもかかわらず、古くささが全くありません。僅か半日程度の経過を描いてるに過ぎない核心部分は、緊張感でドキドキするほど。

ドイツ三部作や、最近の警察モノが著名な作者は、起承転結で言えば、「起承転」までの大きな転回に比べ、「結」の部分がやや弱いとこれまで思っていた。しかし、本作はいい意味で裏切られました。
初めて呼んだときの読後感が忘れられません。

廃刊になってしまっていたので、売れ残った本作品がないか、近所の書店を探し回っていました。ヒギンズ作品でさえ廃刊が相次いでいる中、図書館でしか読めなかった本作を復刊したハヤカワの英断に感謝。

一人でも多くの方に読んでいただきたい作品です。