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■読者の評価
おすすめ度平均
リュウ・アーチャーには深く垂れ込めた霧と灰色の街が似合う おすすめ度
主人公リュウ・アーチャーには深く垂れ込めた霧と灰色の街が似合う。
リュウの一人称で新事実を語らせるが、そこには表と裏の二面性が強調
されているように思える。
テーマは家族と絆の有様です。愛と夢、欲に彩られた絆は衝撃のラストを
迎えます。
ハードボイルドのクールでストイックな文体が、このテーマを一層現実に
近いもの、身近な感覚にさせます。
リュウの一人称で新事実を語らせるが、そこには表と裏の二面性が強調
されているように思える。
テーマは家族と絆の有様です。愛と夢、欲に彩られた絆は衝撃のラストを
迎えます。
ハードボイルドのクールでストイックな文体が、このテーマを一層現実に
近いもの、身近な感覚にさせます。
リュウ・アーチャーを知っていれば おすすめ度
リュウ・アーチャーのシリーズは、本作品が初体験。どの書評を見ても評価が高いだけあって、ミステリとしての面白さは、抜きん出ていると思う。Finishing strokeについては、ニーリィの「心ひき裂かれて」を読んでいたので、想像がついてしまったが、だからといって、作品自体の良し悪しには関係がなかった。
リュウ・アーチャーを良く知っていれば作品の理解が深まったのかもしれない。シリーズの最初「動く標的」から読むべきだったかも。ここは後悔。
リュウ・アーチャーを良く知っていれば作品の理解が深まったのかもしれない。シリーズの最初「動く標的」から読むべきだったかも。ここは後悔。
心がしんしんと冷えてくる おすすめ度
「文学」「ミステリー」といった枠を超えた、文句なしの傑作。
皆さんが書いてらっしゃるように、ラスト1行の衝撃は初読から30年経った今も忘れられません。
その衝撃は、「サプライズ・エンディング」で一発驚かせてやろう・・・などという意図から出たものではなく、人間だれもが持っている心の傷をさらけ出さざるを得ない物語展開の末に、「この文章しかない」という決意のもとで書かれたものだからでしょう。
つらいつらいエンディングなので、読む人を選ぶ小説ではありますが、「エンターテインメント」として書かれたであろう小説でも、小説家はここまで自分の作品と真摯に向き合うのだ、と、ロス・マクドナルドのその姿勢にも感動します。
関係ないけど僕は、ロマン・ポランスキーの映画「チャイナタウン」は、「さむけ」を目指して失敗した作品だと捉えてます。
皆さんが書いてらっしゃるように、ラスト1行の衝撃は初読から30年経った今も忘れられません。
その衝撃は、「サプライズ・エンディング」で一発驚かせてやろう・・・などという意図から出たものではなく、人間だれもが持っている心の傷をさらけ出さざるを得ない物語展開の末に、「この文章しかない」という決意のもとで書かれたものだからでしょう。
つらいつらいエンディングなので、読む人を選ぶ小説ではありますが、「エンターテインメント」として書かれたであろう小説でも、小説家はここまで自分の作品と真摯に向き合うのだ、と、ロス・マクドナルドのその姿勢にも感動します。
関係ないけど僕は、ロマン・ポランスキーの映画「チャイナタウン」は、「さむけ」を目指して失敗した作品だと捉えてます。
ダイヤモンドのように完璧な小説。 おすすめ度
素晴らしい作品です。ダイヤモンドのように、完璧です。これ以上の作品は、今後発表されないでしょう。
構成が緻密で、人物が対(陽と陰)に配置されており、人物同士の相関関係にも陽と陰があります。
ベルレーヌ他の詩の引用や、ポーの「盗まれた手紙」に倣った、真犯人発見の過程。
刑事司法がいかに政治的圧力に弱いか。有力者は如何に法を曲げるか。人間の心がいかに移ろい易く、脆いものか。
個人の正義感、責任感、他者への共感、弱者への慈悲心、愛情。
それが、複数の人間の間で、親子や夫婦、恋人同士ですら対立の火種になるのは何故か。
淀みない言葉の裏の嘘と、感情に押し潰されそうな、稚拙な言葉の裏の真実。
海からの霧と山からの霧に包まれた、岬の突端の町で起こった殺人が、過去の冤罪事件や殺人のもみ消しを蘇らせる。
真実を隠していた霧が晴れ、真相が明らかになる。
臭い物に蓋をするのは楽だが、真実を探求し、目の当たりにするのは、時に苦しく辛い。
多くの人に是非、読んで欲しい本です。
構成が緻密で、人物が対(陽と陰)に配置されており、人物同士の相関関係にも陽と陰があります。
ベルレーヌ他の詩の引用や、ポーの「盗まれた手紙」に倣った、真犯人発見の過程。
刑事司法がいかに政治的圧力に弱いか。有力者は如何に法を曲げるか。人間の心がいかに移ろい易く、脆いものか。
個人の正義感、責任感、他者への共感、弱者への慈悲心、愛情。
それが、複数の人間の間で、親子や夫婦、恋人同士ですら対立の火種になるのは何故か。
淀みない言葉の裏の嘘と、感情に押し潰されそうな、稚拙な言葉の裏の真実。
海からの霧と山からの霧に包まれた、岬の突端の町で起こった殺人が、過去の冤罪事件や殺人のもみ消しを蘇らせる。
真実を隠していた霧が晴れ、真相が明らかになる。
臭い物に蓋をするのは楽だが、真実を探求し、目の当たりにするのは、時に苦しく辛い。
多くの人に是非、読んで欲しい本です。
ミステリの最高傑作 おすすめ度
ハードボイルドか本格推理か、などと言うジャンルを超えて、「ミステリ」カテゴリーの中での最高傑作が本作だと思う。
人物描写のすさまじさ、ミスディレクションの自然さ、ストーリー展開の吸引力、ラストのインパクトの凄さ。
超一級品。
人物描写のすさまじさ、ミスディレクションの自然さ、ストーリー展開の吸引力、ラストのインパクトの凄さ。
超一級品。

