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■読者の評価
おすすめ度平均
安心・安定 おすすめ度
短編集です
「月島慕情」物心の付いた頃から遊郭にいるミノに身請け話が舞い込むが
「供物」20年前に別れたかつて夫の骨を拾って欲しいとの電話で訪ねることにした初江だが
「雪鰻」自衛隊駐屯地で当直が聞いた師団長の鰻にまつわる過去
「インセクト」学生運動の影響でアルバイトに明け暮れる悟が、隣人にした親切が
「冬の星座」かつての恋人の息子と過ごす事になったお通夜で
「めぐりあい」温泉街でマッサージ師をしている時枝の一夜の客は
「シューシャインボーイ」銀行で早期退職の推進役を務めた男の次の就職先は、馬主の運転手
浅田さんは、短編も長編もどちらも安心して読めてる数少ない作家だと改めて実感しました。
「月島慕情」物心の付いた頃から遊郭にいるミノに身請け話が舞い込むが
「供物」20年前に別れたかつて夫の骨を拾って欲しいとの電話で訪ねることにした初江だが
「雪鰻」自衛隊駐屯地で当直が聞いた師団長の鰻にまつわる過去
「インセクト」学生運動の影響でアルバイトに明け暮れる悟が、隣人にした親切が
「冬の星座」かつての恋人の息子と過ごす事になったお通夜で
「めぐりあい」温泉街でマッサージ師をしている時枝の一夜の客は
「シューシャインボーイ」銀行で早期退職の推進役を務めた男の次の就職先は、馬主の運転手
浅田さんは、短編も長編もどちらも安心して読めてる数少ない作家だと改めて実感しました。
しみじみ おすすめ度
著者が現在執筆中の長編は「中原の虹」という、中国を舞台としたものだ。
前回の大作「蒼穹の昴」もやはり、中国を舞台にした大河的作品だった。
どちらも、すばらしく感動的な物語であるが「泣き」は重視されない。
「泣かせの浅田次郎氏」なのだから、それを味わいたい。
そういう意味では、この短編集は、好適だ。
著者が大河的作品に取り組んでいる理由は、おそらく代表作を仕上げたいのだと思う。
それはそれで、我々に、大きな感動をもたらしてくれている。
一転、この短編集は、しみじみと味わい深い。
表題作の舞台は、明治末期から大正にかけてと思われるが、子供が売られるのが哀しい。
しかし、売られた後の人生は、波瀾万丈ではあるが、人間らしさを見失っていない。
その他の作品も、いくつかは、主人公は人生を斜めに構えている。
そうせざるを得ない、不幸が前提が、あるにはある。
しかし、物語の展開が人の心を大きくえぐる。
本書は、文字がゆったりと配列されている。
一字一句を、かみしめる様に読むと、いくらでも味が浸み出してくる。
著者の本領発揮の、傑作短編集だ。
前回の大作「蒼穹の昴」もやはり、中国を舞台にした大河的作品だった。
どちらも、すばらしく感動的な物語であるが「泣き」は重視されない。
「泣かせの浅田次郎氏」なのだから、それを味わいたい。
そういう意味では、この短編集は、好適だ。
著者が大河的作品に取り組んでいる理由は、おそらく代表作を仕上げたいのだと思う。
それはそれで、我々に、大きな感動をもたらしてくれている。
一転、この短編集は、しみじみと味わい深い。
表題作の舞台は、明治末期から大正にかけてと思われるが、子供が売られるのが哀しい。
しかし、売られた後の人生は、波瀾万丈ではあるが、人間らしさを見失っていない。
その他の作品も、いくつかは、主人公は人生を斜めに構えている。
そうせざるを得ない、不幸が前提が、あるにはある。
しかし、物語の展開が人の心を大きくえぐる。
本書は、文字がゆったりと配列されている。
一字一句を、かみしめる様に読むと、いくらでも味が浸み出してくる。
著者の本領発揮の、傑作短編集だ。
人の優しさを知る短編集 おすすめ度
浅田次郎さんお得意の「ちょっと泣けるいい話」を集めた短編集です。
どのお話もジーンとした余韻を残します。
なかでも表題作の「月島慕情」には熱いものが込み上げてきました。
誰かが幸福になるということは、
その影で涙し、悲しい思いをしている人が必ずいるということ。
その時に人として自分の幸福を選ぶのか、他人の幸福を選ぶのか・・
ここでどちらを選べるのかに人間の資質が見えます。
「あたし、あんたのおかげで、やっとこさ人間になれたよ」という
ミノの言葉の深みに泣けました。
どのお話もジーンとした余韻を残します。
なかでも表題作の「月島慕情」には熱いものが込み上げてきました。
誰かが幸福になるということは、
その影で涙し、悲しい思いをしている人が必ずいるということ。
その時に人として自分の幸福を選ぶのか、他人の幸福を選ぶのか・・
ここでどちらを選べるのかに人間の資質が見えます。
「あたし、あんたのおかげで、やっとこさ人間になれたよ」という
ミノの言葉の深みに泣けました。
久方の浅田節:ブラボー おすすめ度
最近の著者は中国清朝末期を題材とした歴史長編小説が多く、それはそれで多くのファンがあることは良く理解できますが、真骨頂はこのような短編集ではないでしょうか。小さな幸せを掴みかけたところ、それが他の人の不幸とバーターでしかなりたたないことを知って身を引く薄幸の女性の物語など7編がそれぞれ泣かせます。 久しぶりの浅田ワールドを堪能されること請け合いの一冊です。
浅田節全開! おすすめ度
”ぽっぽや”をはじめとして、著者の短編集はほとんど読んでいますが、最近は涙の量が
少しすくなくなってきたように感じていました。ところが、この本は久しぶりに浅田節
全開って感じで、涙腺がなかり緩んでしまいました。著者の作品には、東京の地名に由来
する話が多いですが、この短編集もそういった面からもおもしろく読めました。
小説を読んで泣きたいと思われる方は是非読んでみてください。期待は裏切らないと思い
ます。
少しすくなくなってきたように感じていました。ところが、この本は久しぶりに浅田節
全開って感じで、涙腺がなかり緩んでしまいました。著者の作品には、東京の地名に由来
する話が多いですが、この短編集もそういった面からもおもしろく読めました。
小説を読んで泣きたいと思われる方は是非読んでみてください。期待は裏切らないと思い
ます。

