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■読者の評価
おすすめ度平均
藤山寛美か文学か おすすめ度
上下二巻、楽しく読み通しました。
中国の公衆トイレの話で始まるのですがこれが強烈で、私は上巻が終わるあたりまでトイレのイメージが抜けませんでした。笑
この物語は、喜びあり、悲しみありで、藤山寛美の芝居みたいにも思えます。「よっ、大統領!」みたいな場面があるのです。泣けて、笑えて、笑えて泣けて、という具合なのです。
でも反面、これは文学だと思うのです。そのへんのバランスがひじょ〜に微妙で、この小説はおもしろいです。
文章も素晴らしいと思います。映像的です。
他の人間たちは全員、俗な人間です。
どこにでもいる、欲望を持った人間なのですが宋鋼と言う人物が居て、彼だけは俗人ではないのです。「兄弟」の兄なのですがいったい、こんな人間が本当にいるものかな。何のために一人だけ、こんな人物を作者は、描いたのかな。
妻を愛していて、その妻のために働いて働いて、体を壊してもなお働いて、大金持ちになった弟に頼れば良いのに、それだけは頑なに拒否して、ついには漂泊して、長距離電話で妻が「帰って、帰って、」というのに帰らず、なおお金を稼ごうと彷徨う。
自滅型の聖人と言おうか。こんな人物が本当に居るとは、思えない。ただ、この小説は、真ん中にこの自滅型聖人が居ます。彼を巡る人間模様なんだ。
中国の公衆トイレの話で始まるのですがこれが強烈で、私は上巻が終わるあたりまでトイレのイメージが抜けませんでした。笑
この物語は、喜びあり、悲しみありで、藤山寛美の芝居みたいにも思えます。「よっ、大統領!」みたいな場面があるのです。泣けて、笑えて、笑えて泣けて、という具合なのです。
でも反面、これは文学だと思うのです。そのへんのバランスがひじょ〜に微妙で、この小説はおもしろいです。
文章も素晴らしいと思います。映像的です。
他の人間たちは全員、俗な人間です。
どこにでもいる、欲望を持った人間なのですが宋鋼と言う人物が居て、彼だけは俗人ではないのです。「兄弟」の兄なのですがいったい、こんな人間が本当にいるものかな。何のために一人だけ、こんな人物を作者は、描いたのかな。
妻を愛していて、その妻のために働いて働いて、体を壊してもなお働いて、大金持ちになった弟に頼れば良いのに、それだけは頑なに拒否して、ついには漂泊して、長距離電話で妻が「帰って、帰って、」というのに帰らず、なおお金を稼ごうと彷徨う。
自滅型の聖人と言おうか。こんな人物が本当に居るとは、思えない。ただ、この小説は、真ん中にこの自滅型聖人が居ます。彼を巡る人間模様なんだ。
中国的兄弟関係 おすすめ度
文化大革命から改革解放後めざましい経済発展を遂げる現在までの中国のある田舎(おそらく浙江省のどこか)を舞台に、血の繋がらない兄弟である李光頭と宋鋼の波乱万丈の人生を描いています。
「極端から極端の現代中国四十年の悲喜劇」と紹介されているように、文革篇と経済開放篇ではトーンが変わります。極端と言えば本書の中国国内での評価もそうで、一方では絶賛され、一方では下品なゴミ小説と叩かれたという背景があり、なるほど特に経済開放篇はこれでもかという低俗度で著者の並々ならぬエネルギーを感じます。
大規模な美処女コンテストや、それに乗じたインスタント処女膜の販売。豊胸クリームのサギ行商などなど…。乱暴に、また滑稽に性描写も織り込まれます。
弟は失恋のショックからパイプカットするし絶倫だし、兄は豊胸クリームを売り上げるために豊胸手術するし。
泉京鹿さんの訳も丁寧で読みやすかったです。
というように本書は超B級エンターテイメント小説であり、激動の四十年間を生きた中国人をブラックユーモアで描ききった歴史的大作です。
「極端から極端の現代中国四十年の悲喜劇」と紹介されているように、文革篇と経済開放篇ではトーンが変わります。極端と言えば本書の中国国内での評価もそうで、一方では絶賛され、一方では下品なゴミ小説と叩かれたという背景があり、なるほど特に経済開放篇はこれでもかという低俗度で著者の並々ならぬエネルギーを感じます。
大規模な美処女コンテストや、それに乗じたインスタント処女膜の販売。豊胸クリームのサギ行商などなど…。乱暴に、また滑稽に性描写も織り込まれます。
弟は失恋のショックからパイプカットするし絶倫だし、兄は豊胸クリームを売り上げるために豊胸手術するし。
泉京鹿さんの訳も丁寧で読みやすかったです。
というように本書は超B級エンターテイメント小説であり、激動の四十年間を生きた中国人をブラックユーモアで描ききった歴史的大作です。
残酷な現実に顔をゆがめながらも一気に読んでしまった おすすめ度
≪文革編≫恥ずかしながら、文化大革命について無知だった私には衝撃的な内容でした。しかしこれが中国の過去の現実であり、その中で様々な経験をするにはまだ幼すぎる兄弟の日々の暮らし、どんな気持ちで生きてきたのだろうかと想像して涙をこらえきれません。父・母・兄弟のそれぞれの立場の気持ちがひしひしと伝わり、残酷な現実に顔をゆがめながらも、一気に読んでしまいました。
恋愛あり悲劇あり笑いあり感動あり。立派なお父さんに感動 おすすめ度
外国文学、中国文学は読みづらいかなと思いましたがすらすら読めました。
文革編ではまだ幼い兄弟たちの物を知らない純粋な行動が映画「三丁目の夕日」のように流れていきます。登場人物たちの気持ちがすごく伝わってきます。
上巻では一部開放経済篇が終わりのほうに少し入っています。
値段は高いですが相応の価値はあると思います。
お父さん最高「ライフ・イズ・ビューティフル」「ホテル・ルワンダ」のお父さんたちを俺の中では上回っちまったよ。
文革編ではまだ幼い兄弟たちの物を知らない純粋な行動が映画「三丁目の夕日」のように流れていきます。登場人物たちの気持ちがすごく伝わってきます。
上巻では一部開放経済篇が終わりのほうに少し入っています。
値段は高いですが相応の価値はあると思います。
お父さん最高「ライフ・イズ・ビューティフル」「ホテル・ルワンダ」のお父さんたちを俺の中では上回っちまったよ。

