ひかりの剣
作者 海堂 尊
価格 1,680 円
出版社名 文藝春秋
出版年月 2008/08/07
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■読者の評価     おすすめ度平均

阿修羅の手の上で転がされる伏龍と猛虎の図       おすすめ度
速水晃一と清川吾郎。性格も剣筋もまったく異なる二人が、ほとんど交互に別々に物語を進めていきながら、最後の対決へと盛り上がっていく。
同時に、この二人は部の主将としてチームを育てる方法も、異なっていく。剣道は、一人と一人の対決であるだけでなく、チームとチームの対決でもある。
そこに、スポーツではなく、真剣の世界を持ち込むのが高階だ。
剣道の世界で終わるのではなく、その外にある医療の世界を体感させる。臨床というのは、つまり、真剣勝負に他ならない。特に、手術室の中では。
対決する前から逃げ出すような性根や、しがらみに雁字搦めになって本領を発揮することをためらうような性根では、一瞬の好機を掴み、奇跡を引き寄せることはできない。
治療の現場で真剣になれないような医師はいらない。それが高階の発するメッセージではないだろうか。
その高階という先輩に、二人の天才が本物として磨き上げられる過程を描いたのが、この本だと言えよう。成長物語として単独で読んでも面白いだろうが、やはり他の既刊とあわせて読むほうが魅力倍増だと思った。


こんな純な医学生いるのか?(笑       おすすめ度
速水・清川の青春時代♪
そこに高階先生が絡んで、いやはやなんとも、
かわいいったらありゃしないです。
シリーズをずっと読んでらっしゃると、
一粒で二度どころか、十回くらいおいしいですが、
これだけ読んでも、十分楽しめると思います。
医学的なことは、何も出てこないので、
物足りない方も多いと思いますが、
医学生の青春物語として楽しめば。と思いますよ。

しかし、今時、こんな純な医学生いるのか?(笑


よかったです。       おすすめ度
医療の難しい言葉が出てこなくて、読みやすかったです。最後微妙に感動してしまいました。


海堂ファン+剣道家のあなたに?       おすすめ度
期待以上に面白かったです。
 『チーム・バチスタ』で医療ミステリーというジャンルにスポットをあててくれた海堂氏。
本作では、ちょっと古風な剣道という世界で、純文学の趣の青春物を書いてくれました。
高階“顧問”や速水“主将”など、お馴染みのメンバーの懐かしき時代の話。
海堂ファンには嬉しい作品になるのではないでしょうか。
剣道という舞台設定は、門外漢にはちょっと分かりにくいかもしれませんが、
「剣道という闘いは、社会という大海原から見れば、小さな水たまりの中のできごとだ。」
という高階顧問の台詞を聞くあたりから、俄然身近に感じられるようになりました。
大見得を切ったような言葉がしっくりとくるのも、剣道という武道の世界だからこそかもしれません。
 これ一冊だけ読んでも、充分に楽しめると思いますが、海堂氏の他の著作を読んでからのほうが、より本作の世界に浸れると思います。


速水、清川、高階の3名のキャラを存分に楽しむ!       おすすめ度
医療の話はまったく出てきません。
速水、清川、高階の3名のキャラを、
剣道という舞台を通して楽しむ、
外伝的作品です。
ですのでいきなりこの本を買っても、
おもしろさはわからないと思います。
これまでの海堂作品を読んだ後に、
この本を読むと、
速水、清川、高階3名の過去が知れて、
とっても楽しいと思います。

ただわざわざ1600円も出して
新刊で買う必要があるかといえば、
かなり疑問ではあります。
おもしろくはありますが。