シネマの記憶喪失
作者 阿部 和重   中原 昌也
価格 2,200 円
出版社名 文藝春秋
出版年月 2007/01
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■読者の評価     おすすめ度平均

映画の見方が変わる       おすすめ度
 中原昌也の映画評(エーガ界に捧ぐ等)は非常に切れ味鋭く面白いが、映画の内容、個人的な環境等によりぶれることが多く、映画評としては読者が困惑することも多い。
 しかしながら本書は阿部和重というパートナーを得ての対談ゆえ、毎回真剣勝負の様相を呈しており、外れがない。卓越したシネフィルがどのような切り口で映画を観ているのかが良く分かり、レンタルビデオ屋に走りたくなる。
 ゲストに蓮實御大を迎えた章は秀逸。
 


映画批評の最後の砦       おすすめ度
若いジェネレーションで最も信頼できる二人のシネフィルによる映画対談集。
「映画ってこんな見方があったんだ」と目からウロコが落ちます。
採りあげられている映画は、見終わってから読めばその映画がさらに楽しく思い返されるし、
見てないまま読めばきっとその映画が見たくなる。
表紙の写真(クローネンバーグ『スキャナーズ』より頭部爆発の名シーン)に
ぴんと来た人はぜひ読んでみてください。
また、こ難しい批評は苦手な人にも対談形式だから読みやすく、おすすめです。
タイトルはもちろん、蓮実重彦先生の『シネマの記憶装置』のもじり。