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■読者の評価
おすすめ度平均
東野作品としてはコクがないかも おすすめ度
作者は学生時代の友情の行方を書きたかったのだろう。それをあぶり出すために、時間経過(各々が社会に出て家庭を持つ)と性の問題を扱ったのだと思う。こういう話の組み立て方は上手い。
ただ、性同一性障害の記述は頭でっかちな印象があり、ミステリーとして提示される謎は魅力が薄い。
もちろん、そういった問題に挑戦しながら人間の暖かい面を書こうというスタイルには好感が持てるが、今まで読んだ東野作品に比べると、ドラマ的にもミステリー的にもコクがないような気がした。
ただ、性同一性障害の記述は頭でっかちな印象があり、ミステリーとして提示される謎は魅力が薄い。
もちろん、そういった問題に挑戦しながら人間の暖かい面を書こうというスタイルには好感が持てるが、今まで読んだ東野作品に比べると、ドラマ的にもミステリー的にもコクがないような気がした。
性同一性障害について考えさせられました。 おすすめ度
東野氏の作品としては面白さは佳作ですが、社会的な問題を取り上げた作品としては傑作の一つだと思います。
内容としては少し単調な所もありますが、ジェンダー問題を深く考えるきっかけとなる良い作品です。その分、エンターテイメントの要素が低く、社会性の高い作品と言えるかもしれません。
相変わらず人物の心理描写はうまく、共感する場面や考えさせられる一言が何箇所もありました。
ただ、東野氏の作品が初めての人にはおすすめできません。
「流星の絆」や「容疑者Xの献身」などが入りやすいかもしれません。
内容としては少し単調な所もありますが、ジェンダー問題を深く考えるきっかけとなる良い作品です。その分、エンターテイメントの要素が低く、社会性の高い作品と言えるかもしれません。
相変わらず人物の心理描写はうまく、共感する場面や考えさせられる一言が何箇所もありました。
ただ、東野氏の作品が初めての人にはおすすめできません。
「流星の絆」や「容疑者Xの献身」などが入りやすいかもしれません。
予想を裏切られるが、壮大な片想い…。 おすすめ度
本作は、かつて大学時代に同じアメフト部に所属した男女が、
30代となり、ある事件を契機に運命的に交錯し、
苦楽を共にした過去に思いを馳せるとともに、再出発を図るという印象的な作品です。
ちなみに、現在ではポピュラーとなりつつある、
ある悩ましい社会問題が巧みに織り込まれています。
本作の事件の背景には、その社会問題を巡る当事者の葛藤があるのですが、
喧々諤々の議論を経ながらも、立法的な措置が取られつつあります。
すなわち、時代が本作に追いついてきているともいえます。
なお、タイトルについて言及すると、
いわゆる片想いに、精神と肉体とが「両想い」になれないという、
本作独自の「片想い」の定義が加わることにより、
例えば、中尾と日浦の絆や別離がより切なさや感動を伴って伝わってきます。
30代となり、ある事件を契機に運命的に交錯し、
苦楽を共にした過去に思いを馳せるとともに、再出発を図るという印象的な作品です。
ちなみに、現在ではポピュラーとなりつつある、
ある悩ましい社会問題が巧みに織り込まれています。
本作の事件の背景には、その社会問題を巡る当事者の葛藤があるのですが、
喧々諤々の議論を経ながらも、立法的な措置が取られつつあります。
すなわち、時代が本作に追いついてきているともいえます。
なお、タイトルについて言及すると、
いわゆる片想いに、精神と肉体とが「両想い」になれないという、
本作独自の「片想い」の定義が加わることにより、
例えば、中尾と日浦の絆や別離がより切なさや感動を伴って伝わってきます。
代表作とは言えないだろうけど おすすめ度
私の場合、「秘密」から東野作品にのめり込んだのですが、この作品のテーマである「性同一性障害」が、自分にとってはまったく身近なものではなく、そういった意味では、妻子ある私にとって「秘密」と比較して感情移入は難しかったですが、最後までミステリー要素満載で、一気に読み通すことができました。決して代表作とはいえないでしょうが、読んで損はそない作品かと思います。
結局ジェンダーから抜け出せない おすすめ度
性同一障害が今ほど取りあげられていない頃に書かれたそうですが、不自然な記述はなく
(ちなみに一般的な、自閉症を取り扱ったものには間違っていたことが書かれていることが多いのが現状です)
人間の男女の性についての描写、メビウスの輪、グラデーションなど秀逸。
主人公の妻の描写に、作者がどこかで抱いていると思われる、「女は感情的な生き物だ」というステレオタイプな考えが伺えるのは、皮肉というべきか。
夫婦喧嘩のときはイライラしました。
(ちなみに一般的な、自閉症を取り扱ったものには間違っていたことが書かれていることが多いのが現状です)
人間の男女の性についての描写、メビウスの輪、グラデーションなど秀逸。
主人公の妻の描写に、作者がどこかで抱いていると思われる、「女は感情的な生き物だ」というステレオタイプな考えが伺えるのは、皮肉というべきか。
夫婦喧嘩のときはイライラしました。

