漆の実のみのる国〈下〉 (文春文庫)
作者 藤沢 周平
価格 540 円
出版社名 文藝春秋
出版年月 2000/02
Amazonの詳細ページへ

  この著者の他の作品を検索する

著者名をクリックすると、この著者の他の作品を検索することが出来ます。

書名か表紙写真をクリックすると、 Amazon.co.jp の詳細ページに移動できます。

商品を購入する際は、移動先の Amazon.co.jp の購入ページにて、商品価格・在庫の有無や納期をよくご確認のうえ、お手続き下さい。



■読者の評価     おすすめ度平均

未完       おすすめ度
史実系の歴史小説ファンですが、藤沢周平は初めて読みました。
貧乏な名門の米沢上杉家をなんとか改革しようという物語ですが、
改革はあまり実にならず、最後まで結果は出ません。上杉鷹山について
読みたかったんですが、いわゆる寛三の改革の結果が出る前に物語が
終わっています。
まあ面白いし読みやすくもありますが、歴史小説としては文芸臭いというか
爽快感が少なくて、あまりオススメできません。


遺作となった小説       おすすめ度
藤沢周平作品は短編を多く読んでいますが、この作品は少し他に比べ難しい。
貧乏藩・米沢藩の執政による藩政のお話しです。
いかにして藩に富をもたらし、謝金をしのぐか。
借金返済のために導き出した人材・能力・計画、
それに対する反感と現実。
重荷を背負う人間の心情もまた見所です。
男女の愛や家族愛などは殆どありません。

華美されがちな藩上部の苦悩と現実、代わりゆく時代に溺れる人物像が現れています。
難しいと感じつつも、読む内にどんどんはまっていきました。
最後まで書き終えることなく逝った、藤沢周平の遺作です。
彼の見てきた江戸時代を感じる事が出来る小説です。