乾坤の夢〈下〉 (文春文庫)
作者 津本 陽
価格 580 円
出版社名 文藝春秋
出版年月 1999/12
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■読者の評価     おすすめ度平均

器の違いを痛感する       おすすめ度
 大阪の淀殿と徳川家康の器の違いを痛感します。
どんなに、優秀な社員がいても、社長がボンクラでは話しに成らない
ことも強く感じます。

真田幸村・後藤又兵衛を擁していながら、彼らの意見を取り上げない。
戦場でも、場内でも、自分の意見を優先する。
読んでいて、淀殿と大野の言動と行動には腹立たしくなります。

● 志は育てるものなのだ

徳川家康は、天下人になろうと最初は思っていなかった。
彼は、一歩先・一歩上を見続け、確実に登ってきたんだ。
彼の”志”は、織田信長や豊臣秀吉とは明らかに違う。

織田信長や豊臣秀吉の”志”は、かなり早い時期に”天下統一”にあった。
徳川家康は違う。”志”を育て続けてきた結果が”天下統一”に繋がった。

人間には、多くの生き方がある。

改めて、それを感じました。



天下統一       おすすめ度
いよいよ徳川家康の天下統一という段階を描いた作品。
徳川家康はその地味さ、それにこの巻に描かれている豊臣家の滅ぼし方
によってあまり人気のある武将ではない。
(特に司馬の家康嫌いがかなり影響していると思う)
この人の作品は人物描写が物足りないので、そのイメージを覆すような
記述はない。歴史の教科書みたいな作品でありその時なにが起きたか

はよくわかるが、人の息吹のようなものは感じられない。