封印 (文春文庫)
作者 黒川 博行
価格 570 円
出版社名 文藝春秋
出版年月 1996/08
Amazonの詳細ページへ

  この著者の他の作品を検索する

著者名をクリックすると、この著者の他の作品を検索することが出来ます。

書名か表紙写真をクリックすると、 Amazon.co.jp の詳細ページに移動できます。

商品を購入する際は、移動先の Amazon.co.jp の購入ページにて、商品価格・在庫の有無や納期をよくご確認のうえ、お手続き下さい。



■読者の評価     おすすめ度平均

桑原さんにはかなわない       おすすめ度
元ボクサーの主人公が失踪した兄貴株を捜索していく。京都のヤクザが登場するが、決して脅し文句を言わないがなぜか威圧感があるこのキャラクターがいい


スピーディーで濃い展開に満足       おすすめ度
 テンポがよくても軽い、ということが世の中にはままあるが、この作者に限っては、それはない。テンポのよい作品であり、とにかく次々とトラブルが起こる。主人公は、ボクサーだったこともあって、非常に素早いフットワークである。しかし、けっして軽くはない。ほどよい重みがある。社会派だぞ、というほど何トンもの重みはつけないが、ただの読み物では終わらせない、と感じさせてくれるだけの現実社会に対する冷ややかな視線がある。それでも根底には、温かい心が息づいている。のんびりしてたらやられてしまう世の中であるが、欲得づくであっても、いいやつはいる。その貴重な心と心の偶然の結びつきを描いてみせる。満足である。