迅雷 (文春文庫)
作者 黒川 博行
価格 650 円
出版社名 文藝春秋
出版年月 2005/05
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■読者の評価     おすすめ度平均

黒川作品のTOPレベル       おすすめ度
被害届けを出さないヤクザを拉致って身代金をせしめると言うストーリー。話の展開が速くていっきに読めて、後味さわやか。夜更かしして一日で読んでしまった。黒川作品はストーリーの流れに侠気があり嫌悪感のなく大好きである。


黒川先生最高       おすすめ度
 私は黒川先生の書くちょっとへたれでどっかキレてていらんことしい、世間から片足はみだしてるような、そんな登場人物がとても好きなんですが、この本の主役たちはまさにそれでした。

 極道は被害届け出さへん――。工場を回って鉄屑を回収し、金属問屋へ持っていって金を受け取るダライコ屋をしていた友永は、骨折で入院した先で知り合った稲垣に誘われ、彼の仲間のケンを含めた三人でやくざの誘拐を計画する。ところが相手も一筋縄ではいかない。ケンが相手の手に落ちたことからさらに面倒なことになり……というような話です。
 最初は腰が引けていた友永も徐々に腹を括っていくんですが、そのときの稲垣の感激ぶりったらないですよ。出番は少ないながらケンも(黒川的)いい男で、この3人の関係がおもしろいです。
 テンポのいい会話も健在。