燃える地の果てに〈上〉 (文春文庫)
作者 逢坂 剛
価格 620 円
出版社名 文藝春秋
出版年月 2001/11
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■読者の評価     おすすめ度平均

作者のベスト       おすすめ度
1999年版 このミス2位(1位レディージョーカー、3位理由、4位屍鬼、というすごい年!!)
2000年文春ベスト10 1位

スペイン・フラメンコ・ギター といえば作者の3点セットと言っていいくらい得意の分野であるが、おそらく、この作品がベストだろう。
個人的には、本作、「百舌の叫ぶ夜」。「カディスの赤い星」が作者のベスト3だと思っている。
本作品を初めて読んだときの驚愕は忘れることができない。まず自分の記憶を疑い、次に誤植を疑ってしまったほどである。しかしながら、この作品をこのトリックのみで語ることはできない。事故で失った原爆を秘密保持のために回収しようとするアメリカと、秘密を盗もうとするソ連、そしてはからずも巻き込まれてしまった日本人ギタリストとスペインの小さな村の人々という、わかりやすい設定の中で、魅力的な登場人物を登場させ、長い作品ながら読者に飽きさせない。作者の積み上げた技の詰まった、円熟味のある作品といえよう。

残念ながら、この作品以降、突き抜けた作品がない。今後の作品にも期待したい。



思いがけない結末に、、       おすすめ度
スペインの地方都市に起きた爆撃機の墜落事故。落ちた水爆を巡る現地での様様な事件、、そこに日本人のフラメンコ・ギターリストが明るく青いスペインの空と海。30年の後の思いがけない結末、、日本とスペインを結ぶスケールの大きなドラマ展開、、一気に読んでしまいました。


映画化不能       おすすめ度
終盤のある場面、、何これ?印刷ミス? と思いました。
何度も読み返しましたが、謎語りを読み終わるまでわけがわからず、呆然。
決して映画化できない作品、、、ともいえると思います。
掟破りのスーパー活字エンターテインメント。


驚愕の結末       おすすめ度
 逢坂剛さんというと,スペイン現代史とギターに関する知識,そして
どんでん返しが魅力ですが,この作品にもその全てが揃っています。長
い物語ですが,とにかく読み始めたら止まらないでしょう。そして驚愕
の結末には開いた口がふさがらないでしょう(もちろん,いい意味
で)。


燃える地の果てに(上)       おすすめ度
二つの物語がやがて一つの結末へとつながっていく。その結末には大きなドンデン返しがあり、とても面白い。さらに、スパイ「ミラマル」の意外な正体とその生き方も興味深い。