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■読者の評価
おすすめ度平均
すごい・・・・ おすすめ度
これはすごい。
圧倒的な構成力。読ませる読ませる。
浮気がもとに始まった大事件。濃密な恋愛関係もさることながら、
登場人物が織り成す幾通りもの推理、人間描写。
本当にいい本に出会うと、読む手が止まらなくなり、読み終わる
とそこにジッとしていられなくて、ウロチョロしてしまう。
まさにそうなった。すごい・・。取るべくして取った直木賞。
でも、逆に直木賞で良かったの?とすら思わせられる。
圧倒的な構成力。読ませる読ませる。
浮気がもとに始まった大事件。濃密な恋愛関係もさることながら、
登場人物が織り成す幾通りもの推理、人間描写。
本当にいい本に出会うと、読む手が止まらなくなり、読み終わる
とそこにジッとしていられなくて、ウロチョロしてしまう。
まさにそうなった。すごい・・。取るべくして取った直木賞。
でも、逆に直木賞で良かったの?とすら思わせられる。
跡形もなく消えた少女の謎 おすすめ度
子供の失踪によって翻弄される大人たちの人間模様が読み応えあります。
人間の弱さと力強さが交差しながらも人間社会の脆さまでも浮き上がっていてドラマ性があって面白い。
人間の弱さと力強さが交差しながらも人間社会の脆さまでも浮き上がっていてドラマ性があって面白い。
本作にあるものとないもの。それが生み出すもの。 おすすめ度
第121回直木賞受賞作。
本作にあるものは「語り手の移ろい」「過去と現在の錯綜」「ゆめとうつつの混濁」
本作にないものは「まとな人間性の持ち主」「カタルシス」
そんな本を読まされた側、つまり我々は、
自我が移ろい、昔を回顧し現在を嘆き、居場所のなさを思い知り。
自分の人間性を疑い、精神的浄化とは真逆の何処かへおいてきぼりにされる。
最後に論理的解決があるようなミステリー好きの方にはお勧めできませんが、
人間の心の闇(あるいは淵)を覗いてみる、そんな心理モノが好きな方はぜひ。
本作にあるものは「語り手の移ろい」「過去と現在の錯綜」「ゆめとうつつの混濁」
本作にないものは「まとな人間性の持ち主」「カタルシス」
そんな本を読まされた側、つまり我々は、
自我が移ろい、昔を回顧し現在を嘆き、居場所のなさを思い知り。
自分の人間性を疑い、精神的浄化とは真逆の何処かへおいてきぼりにされる。
最後に論理的解決があるようなミステリー好きの方にはお勧めできませんが、
人間の心の闇(あるいは淵)を覗いてみる、そんな心理モノが好きな方はぜひ。
アンフェアだが腹は立たない稀有な異色作 おすすめ度
直木賞受賞作だが、大衆小説と言うよりは、純文学寄りか?
密室殺人事件もののミステリと思わせて、
解決編は無いw
ホラーみたいな幻視で真相を突きとめたと思わせるが、
謎の憑依(殺された少女の霊?等)現象は複数あり、
どれが真相かは明示されない。
少女失踪事件で人生が狂った人々の悲劇の記録である。
落ちや救いの無い結末だが、
文章は巧くてページダウナーなので、
あんまり腹は立ちません。
全てがジャンル破壊の異色作みたいなので、
桐野夏生はもう少し読んでみます。
密室殺人事件もののミステリと思わせて、
解決編は無いw
ホラーみたいな幻視で真相を突きとめたと思わせるが、
謎の憑依(殺された少女の霊?等)現象は複数あり、
どれが真相かは明示されない。
少女失踪事件で人生が狂った人々の悲劇の記録である。
落ちや救いの無い結末だが、
文章は巧くてページダウナーなので、
あんまり腹は立ちません。
全てがジャンル破壊の異色作みたいなので、
桐野夏生はもう少し読んでみます。
面白い。 おすすめ度
煩悩に翻弄される、人間の本質を捉えた小説です。
「それから」以降の、夏目漱石を思わせる作風だと思います。
透徹した文章で、現実の虚飾を容赦無く剥ぎ取り、登場人物の行動の裏の心理を、暴露して行く筆の冴えを、楽しめる作品です。
作品の大きなテーマは、「脱出」或いは「逃走」と言って良いでしょう。
現実から、生活から、環境から、状況から、そして生からの。
読み手に応じて、多彩な読み方を許容する小説でもあります。
ある人は、ミステリとして読むでしょうし、また、因果応報の物語とも読めます。
放浪小説だとも言えるし、心理小説とも言えます。
そこも魅力であり、何度も読み返すことになりそうです。
「それから」以降の、夏目漱石を思わせる作風だと思います。
透徹した文章で、現実の虚飾を容赦無く剥ぎ取り、登場人物の行動の裏の心理を、暴露して行く筆の冴えを、楽しめる作品です。
作品の大きなテーマは、「脱出」或いは「逃走」と言って良いでしょう。
現実から、生活から、環境から、状況から、そして生からの。
読み手に応じて、多彩な読み方を許容する小説でもあります。
ある人は、ミステリとして読むでしょうし、また、因果応報の物語とも読めます。
放浪小説だとも言えるし、心理小説とも言えます。
そこも魅力であり、何度も読み返すことになりそうです。

