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■読者の評価
おすすめ度平均
藤田といえば巴里 おすすめ度
「愛の領分」で第125回直木賞、「鋼鉄の騎士」で日本推理作家協会賞・日本冒険小説協会特別賞を受賞した作家の短編集。
本作品で、日本冒険小説協会最優秀短篇賞を受賞した。
本作品で、日本冒険小説協会最優秀短篇賞を受賞した。
日本での教師生活に行き詰まった「僕」こと片桐隆一は、家族を捨てロシアから巴里へ渡り放蕩の限りを尽くした祖父の手紙をたよりに、祖父の謎を解く旅に出かける。
巴里の生活を甘受し、祖父のことを忘れそうになると、導かれるように祖父を知る人物に会う。そんな六つの出会いが描かれた、旅情あふれた、連作短編集である。
激しいアクションや、国際的な謀略とは全く無縁であるが、「祖父の謎」を解く僕の冒険を描いた本作は、ゆるやかで、かつ、あたたかい雰囲気に満ちあふれ、まさに作家の真骨頂が発揮された作品である。

