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■読者の評価
おすすめ度平均
ネガティブから生まれるエネルギー おすすめ度
この作品は作者の肉である。従って他人がその内容について評価を下すような性格のものではない。 人の世は苦に満ちているとして、その対処の方法には大きく二つあるように思われる。金や社会的地位、権力など外的要素を用いる方法と、自己の内的要素を源とする方法と。作者が選んだのは後者であり、その手段は執筆である。しかし、作者にとって救済であるはずの執筆という行為は、その体に大蛇のように絡み付き締めあげ、さらに深い闇へと引きずり込もうとする。作者はそれと格闘しながらも書き続ける。 最近の日本では他人を貶めることで自己の地位を保つ生き方が顕著であり、その極端な発露が殺人であるような気がしている。自己と向き合うことのいかに困難なことか。その実践者としての作者がうごめくこの作品は、読む者に生きる覚悟を灯すのかもしれない。
暗さに秘められた強さ おすすめ度
車谷長吉が慶應義塾大学を卒業してから文芸作家になるまでを描いた私小説。
車谷本人が持つコンプレックスを通じ、愚図・腑抜けとして描かれた童貞、買春、転職、落選、失恋、出家、都落ち。そして、回帰。
腐れ、商業。
自身の暗さに向き合う本人の姿が、むしろ爽快にも感じる男振りな一冊です。
かっこいい☆
車谷本人が持つコンプレックスを通じ、愚図・腑抜けとして描かれた童貞、買春、転職、落選、失恋、出家、都落ち。そして、回帰。
腐れ、商業。
自身の暗さに向き合う本人の姿が、むしろ爽快にも感じる男振りな一冊です。
かっこいい☆

