恋のかたち、愛のいろ
作者 唯川恵、小手鞠るい、畠中恵、原田マハ、ヴァシィ章絵、朝倉かすみ、角田光代
価格 1,575 円
出版社名 徳間書店
出版年月 2008/02/19
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■読者の評価     おすすめ度平均

読んだばかりなのに全然覚えてない       おすすめ度
読んだばかりなのに、全く記憶に残らない。皆流れていってしまった。
面白いと思える作品がなかったからだと思う。
覚えているのは最後の角田光代さんの本だけ。
しかし、これいつの本?という位、単身赴任の夫を持つ妻が、今更、イマドキやっと携帯電話を手に入れて、ボタンを押すだけで、親指が痛くなる???
いつの話よ?あなた一体何歳よ?!で、空中でネットワークが駆け巡るって言われてもなぁ…。

しかし、ひとつ思ったのは、主張をしない女というのは離婚もしないんですね…。


まあ、ほんとにいろいろなかたちといろ       おすすめ度
豪華な作歌陣だなと思って読み始め、短編ということもあり、気軽に一気に読めました。どの作品も作者らしさが感じられますが、ある意味まあまあ。ただ、最後の角田光代さんのものは、個人的にはぐっときました。携帯社会をするどく、でもロマンティックに適度に軽く描かれていると思います。


落ち着いた週末の午後に・・・       おすすめ度
柔らかい雰囲気の女性作家を揃えた
小洒落たアンソロジー、という枠から
一切はみだすことなく編まれた一冊。

予想外の収穫を得ることは無いが
一冊を通して落ち着いた週末の午後に、
読み終えたくなる逸品。


トーンに一貫性がないのが敢えて売りのアンソロジー       おすすめ度
女性ネタを欠かせたら両横綱的な直木賞作家・唯川恵と角田光代をトップと留めに据え、
しゃばけでおなじみ畠中恵、恋愛小説の旗手として飛躍中の小手鞠るいと朝倉かすみ、
そしてこれからの伸びしろが楽しみな原田マハとヴァシィ章絵、と、非常に
おさまっている作家のバランスがいい感じでばらけている恋愛アンソロジ−。
バラエティにとんでいるのは作家の顔ぶれだけではなく、その「かたちといろ」。
ラブストーリーってこんなにパターンがあったんだ、と思い知らされる感じ。
それぞれの作家が、得意ジャンルで描いた充実の作品が収まっている。
真面目な女性が恋愛ではうまくいかなくて悩む唯川作品、どこか気の抜けた
緊張感のない日常の空気の中でもドラマを描く角田作品。畠中さんは
しゃばけのときのテンポのよい語り口がきいてるちょっとテレビドラマに
なりそうな小粋なラブコメ。原田作品は結婚前の乙女心のゆれ、という
王道テーマを意外なベクトルに引っ張る意欲作。ヴァシィさんのは、
社宅という閉塞された世界で主婦が出会ったささやかな幸福を描く
(これ、すごく好きでした)。朝倉さんは、母娘2代の幸薄い女が
肩のちからをふっとぬいていく希望のある話。小手毬作品のヒロインも
少し頑張り屋さんすぎるゆえ、恋愛を始めるときも真剣勝負だ。

このバラエティぶり、表紙のキャンディがちらばった写真以上に
にぎやかで華やかなのです。お行儀良く似たキャリアの作家さんが
並んで、似たトーンの作品が揃って、というアンソロジーじゃないので
飽きがこなくていいですよ。