風の歌、星の口笛
作者 村崎 友
価格 1,575 円
出版社名 角川書店
出版年月 2004/05
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    第24回 横溝正史賞   受賞
交通事故で頭を打って入院していた僕は、退院した日に恋人のスウに会いに行く。ところが彼女はどこにもいない。誰も彼女を知らない。僕の記憶がおかしいのか、それとも-。

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■読者の評価     おすすめ度平均

謎です       おすすめ度
なぜこの作品が、横溝賞を受賞できたのか謎です。
北村薫や綾辻行人の作品は非常に好きなので、期待して読みましたが、残念でした。
これだけのスケール、といっていいのかどうかも謎ではありますが、ともかく、このような構造、トリックを描こうとするならば、もっときちんと筆力も科学的なことも学んでからにするべきではなかったでしょうか。


どうでもいい       おすすめ度
この作品はミステリーであり、SFである。少なくとも、あらすじにはそう載るだろう。
確かに、謎解きもあれば、人工惑星だの記憶チップだのSF要素がふんだんに盛り込まれている。

だが、この作品はミステリーでもなく、SFでもない。
双方のジャンルを読み慣れた読者は、それぞれ思うに違いない。
確かに、ミステリーとしては謎解きの手腕も巧いとは言えず、何より解答がトンデモない。
最終的な解答は、SFにも繋がってくるが、あまりに科学的ではない。
一応、科学的な解釈が為されるが、それはファンタジーである。SFが空想科学という言葉に置換されるならば、文字通り、空想の科学でもある。

一番の問題は、そんな作品が横溝正史ミステリ大賞を受賞していることだ。
この作品の最高のホワイダニットはそこにあるのではないかと思える。
だが、それが失敗であるか。
選考委員の考えとは合致しないかもしれないが、むしろ、受賞という名目はただの布石であろう。

この作品はミステリーであり、SFであるが、ミステリーとは言えず、SFとも言えない。辛うじて、SF風ファンタジー ミステリー添えという料理名が似合う。

だからと言って、それはあくまでジャンルの不確定に過ぎない。
作品を語る上で、ジャンルの云々は意味を為さないという実証がこの作品にはある。
ジャンルなど、どうでもいいのだ。


手軽に読める。
素直に面白い。
ミステリーもSFも敷居が高いと思っている読者、読書経験の浅い読者にはうってつけではないだろうか。
少なくとも、読んで損はしないだろう。
だが、胸が満たされる感動、頭を撃ち抜かれるような解答、本格的な空想科学をそれ以上望むのなら、各ジャンルの世界に足を踏み入れ、他作品に手を伸ばすべきである。

まず、ストーリーそのもののセンスオブワンダーを味わうには事欠かない一冊である。
なぜなら、第一にこの作品は面白いから。


ミステリ性の薄いSFファンタジー       おすすめ度
 しがない探偵のトッドは滞納している家賃を払うため、星の船での脱出前に制御不良のマミーズタウンにあるマムバンクからお金を失敬する作戦に参加する。作戦は成功するのか?
 他方、地球から二十五光年離れたプシュケに、瀕死の地球を救う法を求めてやってきたジョーとクレイン博士。“始まりの家”で天井に張りついたミイラ化した死体を発見する。そこは出口のない密室であった…。
 また他方で、自動車事故による長期入院から退院したセンマは恋人を驚かせようと連絡なしにスウに会いに行く。しかし、スウを見つけることはおろか、存在する証すら見つけられずにいた。センマは自分の脳に障害があるのかと考え始めたが、やがて陰謀による事態であることに気付く。センマはスウに会えるのか? 

 メインとなる密室の謎解きはあまりにもスケールが大きすぎて、正直ピンとこなかった。なので、SF性、ファンタジー性ばかりがクローズアップされてしまい、読了後はミステリを読んだという気持ちにはならなかった。


感想       おすすめ度
物語は3方向からはじまり1つに収束していく。多少設定に無理があるがなかなか引き込まれる作品。しかし玄人向きではないかも。。。


感想       おすすめ度
物語は3方向からはじまり1つに収束する。本の世界になかなか引き込まれる作品。しかし玄人向きではないかも。。。