ひとり日和
作者 青山 七恵
価格 1,260 円
出版社名 河出書房新社
出版年月 2007/02/16
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    第136回 芥川賞   受賞
人っていやね......人は去っていくからね。 20歳の知寿が居候することになったのは、 母の知り合いである71歳・吟子さん の家。 駅のホームが見える小さな平屋で暮らし始めた私は、キオスクで働き、 恋をし、吟子さんとホースケさんの恋にあてられ、少しずつ成長していく。 選考委員が絶賛した第136回芥川賞受賞作。

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■読者の評価     おすすめ度平均

買いですが・・・。       おすすめ度
芥川賞受賞ということで買っておいたものを、やっと読みました。「知寿」という女の子を視点に物語は展開しますが、これはまぁそのなんだ、あれに似ているなという気持ちにいきなりなって、しかしその肝心の「あれ」が思い出せないことと、しっかり書けていることで、芥川賞が得心できたように思います。いや、皮肉ではなく。「そうやって、知っている人を入れ替えていく。知らない人の中に自分を突っ込んでみる。楽観的でも悲観的でもなかった。ただ、目が覚めるとやってきているその日その日を、一人でなんとかこなしていく。」という「知寿」の自分の守り方も含めて、いい意味にも悪い意味にも「なにか」と「だれか」を思い出す、そんな作品でした。


書き方が乱暴       おすすめ度
書き方が乱暴な文章。言葉づかいが悪い。
たいして卑屈になる環境にもいない魅力的でない主人公が、軽く屈折している意味が分からない。こういう屈折感はいらない。淡々とした抑揚のない文章。
これが芥川賞というのなら、芥川賞は、若者発掘のために作られた賞なのか?と、思ってしまう。とにかく文章の書き方が汚い。若い。青い。


海面はベタ凪でも、潮の流れは・・・       おすすめ度
20歳の女性と、お婆ちゃんの同居と書くと、
なにか事件が起きそうですが、そのようなものは
なにもなく、静かで、穏やかな、お話でした。

歳相応の恋もあります、
家族との葛藤もあります、
同居する上での気遣いもあります、
静かに見えるこころの嵐もあります、
そのどれもが、主人公の1人称で描かれていました。

文字を追うのでなく、
行間を追うことでこそ、
作品の世界は、あらわれてくるのでしょう。

時間の関係で細切れに読んでしまいましたが、
一気に読みきってしまったほうが、作品の
世界観を十分に味わえる気がしました。
ちょっと、私自身にたいして、残念です。


大して面白いとは・・・       おすすめ度
芥川賞の時、村上や石原が激賞してたけど、そこまでなのかなあ、と。
お母さんとホテルで眠るシーンと壁にかけられた写真の裏に盗んだ物を放り込むシーンくらいしか印象に残っていない。
読んだのは南洋航海している船の上。半年も前ですが。


淡々と‥4       おすすめ度
第136回(2006年下半期)芥川賞受賞作品。

芥川賞っていうと、純文学というイメージを勝手に持ってて
とっつきにくく感じていたんだけど、
そんなこともないんだなと読んでみて思った作品。

この主人公の21歳千寿の心の動きが上手く書かれてた。
千寿は親の愛情というものを感じられずに大人になり、
そのことを自身で認められない葛藤があるよう。
他者に愛を安易に求めるところから‥そう感じたかな。

なんだか著者の内面から出てきた感情を盗み読みしてるみたいで
後味の悪い気持ちになったりしました。

さらっと読める文体には好印象♪