最後の吐息 (河出文庫)
作者 星野 智幸
価格 504 円
出版社名 河出書房新社
出版年月 2005/11
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    第34回 文藝賞   受賞
「わたし」は蜜にしてナイフ-ベラクルスの熱風、グアバの匂い、ハチドリの愉悦…中上健次のオマージュのもとに浮かびあがる、原色にむせぶメキシコの陶酔世界。島田雅彦他が絶賛する、各紙話題の第34回文芸賞受賞作。

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■読者の評価     おすすめ度平均

読まずにどうこうできるか?       おすすめ度
『最後の吐息』です。『紅茶時代』を併録しています。巻末解説は堀江敏幸。
いずれの作品も、ラテンアメリカらしい、濃厚なグアバの匂いがむんと漂う官能の陶酔に満ちている感じがします。
難解な作品ですが、一言で言えばそれにつきますね。
で、ガルシア・マルケスや中上健二へのオマージュ作品となっています。できれば『百年の孤独』あたりを読んでから本作品に取りかかった方が良いかもしれません。

表題作は、冒頭で主人公がまだ読んだことのない作家が死んだことを新聞で知ることから始まります。ひねくれてるなー、という感じもしますが、そこから手紙が始まり、変貌のきっかけとなります。
よくよく考えてみれば、メキシコに行ったことが無い人でも、本作品を読んでメキシコの鮮烈な愉悦の雰囲気を味わったりするのは、読まずにオマージュと似たようなものかもしれないと思ったりもしました。

↑というわけで、本作品を読まずにこんなレビューをぶちあけてみました。オマージュだと思ってください。