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■読者の評価
おすすめ度平均
男と女の間 おすすめ度
男と女の間(セクシャルな部分を含む、当然ですが)に関連した短編集です、サラリと読めて気持ちよい切り方です。中でも気になったのは、突然昔の友人から告げられる共通の知り合いの遺言にまつわる話し「眠りの材料」、隣の夫婦とのやっかいでいて甘美な秘密の繋がり「血止め草式」、不思議な場所で出会うことになった男と女の始まりから終わりまでを描く「男に向かない職業」、風変わりな友人との関係性にセクシャルなものが入り込むとどうなるのか?を描く「高貴な腐食」です。
どれも20代中盤から後半にかけての男女の機微をかなり忠実に、しかも正直に描かれていて私は好感持てました。男でも、女でも、自分の立ち位置から逃れることは出来ないですし、その性別が基本になるのだと個人的には考えます、ストレートなもので。違う立場の方がいて、その方々とも偏見なく分かり合えるとは(ある程度なら)思いますが、ストレートな方々に向けられた物語です。
しかし、私の今の年齢からですと、なかなかそれだけではイケナイな、と思いました。懐かしくすら感じられます、20代後半から30代前半が。今でも迷いまくりですけれど。
ちょっとした(私を含む30代後半より上の方なら)ノスタルジーを気持ちよく言葉にしてくれて、しかも正直で冷静な観察と知っているけれどちゃんと言葉にするのが難しいことを言葉や文章を読む事で理解させてくれる作品です。20代の方でも面白く読めると思います、男でも女でも。男女の間の様々な関係について興味のある方にオススメ致します。
どれも20代中盤から後半にかけての男女の機微をかなり忠実に、しかも正直に描かれていて私は好感持てました。男でも、女でも、自分の立ち位置から逃れることは出来ないですし、その性別が基本になるのだと個人的には考えます、ストレートなもので。違う立場の方がいて、その方々とも偏見なく分かり合えるとは(ある程度なら)思いますが、ストレートな方々に向けられた物語です。
しかし、私の今の年齢からですと、なかなかそれだけではイケナイな、と思いました。懐かしくすら感じられます、20代後半から30代前半が。今でも迷いまくりですけれど。
ちょっとした(私を含む30代後半より上の方なら)ノスタルジーを気持ちよく言葉にしてくれて、しかも正直で冷静な観察と知っているけれどちゃんと言葉にするのが難しいことを言葉や文章を読む事で理解させてくれる作品です。20代の方でも面白く読めると思います、男でも女でも。男女の間の様々な関係について興味のある方にオススメ致します。
大人視点への移行が読み取れます おすすめ度
『姫君』や『マグネット』、そしてこの作品と、
かつての初期作品に比べ、著者の視点が「大人視点」に移っていった気がします。
このあたりから「死」というものが少しずつ作品に彩りを与えていっている。
私は著者の大ファンで全作品読んでいますが、そのように感じます。
中期作品。
そして『風味絶佳』と続き『無銭優雅』に至る・・・ような。
初期と比べて変化を遂げる著者の道程を探るのにいい作品だと思います。
かつての初期作品に比べ、著者の視点が「大人視点」に移っていった気がします。
このあたりから「死」というものが少しずつ作品に彩りを与えていっている。
私は著者の大ファンで全作品読んでいますが、そのように感じます。
中期作品。
そして『風味絶佳』と続き『無銭優雅』に至る・・・ような。
初期と比べて変化を遂げる著者の道程を探るのにいい作品だと思います。
意味深な贈り物。 おすすめ度
この本は、愛する女性からの贈り物でした。
だから、いろいろ考えて読んでしまいました。
内容は、少しシュールなラブロマンス短編集です。
シュールというよりも、アングラの方が合っているかもしれません。
読もうと思えば、4時間ぐらいで読める本ですが、考え出すと時間が経つわ経つわ。
長期休暇の心休まる時に読むのが最高かな。
だから、いろいろ考えて読んでしまいました。
内容は、少しシュールなラブロマンス短編集です。
シュールというよりも、アングラの方が合っているかもしれません。
読もうと思えば、4時間ぐらいで読める本ですが、考え出すと時間が経つわ経つわ。
長期休暇の心休まる時に読むのが最高かな。
言葉の珠玉 おすすめ度
本書の最後におさめられた「メサイアのレシピ」を読んで、僕は生き直そうかと思った。それ以上には何も言えない。山田詠美の迫力は、いつも、僕を黙らせる。
何も言わないで、とにかく生きなさい。ライフ・ゴーズ・オン(人生は続いているのだから)とにかく、楽しくしなさい。
何も言わないで、とにかく生きなさい。ライフ・ゴーズ・オン(人生は続いているのだから)とにかく、楽しくしなさい。
彼女がそう言うとき、彼女の楽しいこととは、平たくいう「楽しみ」ではない。もちろん、「楽しみ」も人生を味付けるけれど、香辛料はそれだけではない。せつなさも苦しさも辛さも悲しみも耐えることもすべて含めて、それでも楽しくあること。それが人生最大の味付け。
山田詠美。なんという人生への尻軽さと真剣さ!
とにかくあとがきにいたるまで、言葉の珠玉!

