陽気なギャングが地球を回す (ノン・ノベル)
作者 伊坂 幸太郎
価格 880 円
出版社名 祥伝社
出版年月 2003/02
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ゴキゲン4人組の正体は、百発百中で成功する銀行強盗だった。しかし、ちょっとした誤算で売上をトランクに入れたままのクルマを現金輸送車ジャックに奪われた…。不況気分をぶっ飛ばすアクション。

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???確実に他人の嘘を見抜くリーダーを筆頭に、正確な体内時計の持ち主、演説の達人、天才スリという面々で組織されたギャング団が活躍する長編サスペンス。著者は、言葉を話すカカシ「優午」が殺されるという奇想天外なミステリー『オーデュボンの祈り』や、レイプという犯罪の末に誕生した主人公「春」の苦悩を爽快なタッチで描いた『重力ピエロ』など、作品ごとに個性的なキャラクターを生み出してきた伊坂幸太郎。特異な才能を持つ4人の男女が、思わぬ事態に巻きこまれていく本書は、その真骨頂ともいえる痛快クライム・ノベルだ。

???市役所で働く成瀬、喫茶店主の響野、20歳の青年久遠、シングルマザーの雪子たちの正体は銀行強盗。現金輸送車などの襲撃には「ロマンがない」とうそぶく彼らの手口は、窓口カウンターまで最小限の変装で近づき「警報装置を使わせず、金を出させて、逃げる」というシンプルなものだ。しかしある時、横浜の銀行を襲撃した彼らは、まんまと4千万円をせしめたものの、逃走中に他の車と接触事故を起こしてしまう。しかも、その車には、同じ日に現金輸送車を襲撃した別の強盗団が乗っていた。

???著者の持ち味ともいえるのは、コメディー映画のような軽妙なストーリーの中に、自閉症の子どもや、中学生のいじめといった、活劇とはそぐわないように見えるテーマを、違和感なく滑りこませている点である。社会から異端視されている者たちを、シニカルにではなく、爽やかに描いてきた著者は、本書においても「正しいことが人をいつも幸せにするとも限らない」と高らかに宣言する。どこまでも明るいギャング団の奮闘の影には、そんな著者からの深遠なるメッセージが見え隠れしている。(中島正敏)



■読者の評価     おすすめ度平均

初めての伊坂幸太郎       おすすめ度
うーん。
みなさんの評価の高さに、買って読んでみました。
井坂さんの作品は初めてでした。
吉川英治新人文学賞(だったとおもうのですけど)を取っている作品なのですが、漫画っぽい。ドライなのではなく、ただ軽いんですよね。
ギャングをするのに、まるで罪悪感がないというのが漫画の発想でしょう。そういうことは考えないんだという「悪人魂」みたいなものもない。本当に罪悪感がないという設定です。買い物するみたいにギャングをする。
これ、「陽気」で済むんでしょうか。
読むのがちょっと苦しかったです。


ミスター痛快娯楽小説       おすすめ度
ギャング達の特殊能力にそれぞれ個性があって面白い。
特に響野の長演説は圧巻。

話に無駄がない。
序盤・中盤の何気ない言動が伏線となっていて、最後に回収される。

伏線はりすぎて、少し強引かなと思える場面も多少あったので☆4つ。
活字が嫌いじゃない人になら、結構おすすめはできる。


森奈・・!!       おすすめ度
陽気でした。文句なく面白かった!!
裏かかれて、またかかれて、更にまたかかれて、そのまた裏を・・
って展開がサスガ。
登場人物の天然っぷりも森奈津子も真っ青(比較対象正しいすか?)って感じで
まさーに、まさーーーに、、、伊坂ワールド全開。

・・・表紙さえもう少し冴えてたらなぁって思ってるのは私だけではない筈。
ザンネン!!


ジェットコースター、もしくは駄菓子       おすすめ度
久々のキャラの濃い小説を読んだなぁという感じ。
一気に読んで、楽しかったーてなる小説ですかね。
あんま残らないけど読んでる最中は凄い楽しい、みたいな。
バキの作者の言葉を借りるなら、ジェットコースター、もしくは駄菓子。
進みも戻りもしないしお腹の足しにもならないけど、最中は絶対楽しませる。
という。そういう小説です。
伊坂さんはいつも伏線ぐるぐるですけど、今回はそれが軽やかな回収というか。
ラッシュライフやオーデュボンでは重めの回収だったので新鮮でした。
重力ピエロも読みたいところ。

成瀬響野の学生時代とかも見てみたいですね。
グルーシェニカーやニルアドミラリにおける雑学も好きです。


ガハハ!です。       おすすめ度
おもしろかったぁ。
一気に読んじゃいました。いけます!

「ロマンはどこだ」
って、キョロキョロ。私の仲間って?

銀行強盗=ギャングのお話。行員をね。犬にたとえているの・・・。
シェパード。スピッツ・・・。ってね。

成瀬さんからの始まり。最初の(ニセ)警官のお話から、いけます。ラストもね。
うそを見抜ける!!!役所勤務の成瀬さん。の息子のタダシくん。
うんちく王の郷野さん。祥子さん。二人で喫茶店やってるんだよね。
私も秒を意識するようになりましたぁ。雪子さん。その息子の中学生の慎一くん。
スリの天才久遠さん。モノづくりのオタク系田中さん。

ギャングの仲間は四人?え?五人って言う展開どす。

出会いから。登場人物・不思議なモノ・エピソードすべてに無駄がない。
無理なくストーリーに収まっております。繋がっております。よ!

雪子さんが地道(元オット)に「魂のランクが下がってる」って。ふふっ。
成瀬に雪子さんが「君を驚かせたかった、というのもある」って。救われる。

いけます。いけます!!!