亡国のイージス
作者 福井 晴敏
価格 2,415 円
出版社名 講談社
出版年月 1999/08
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    第53回 日本推理作家協会賞   受賞
    第2回 大藪春彦賞   受賞
在日米軍基地で発生した未曾有(みぞう)の惨事。最新のシステム護衛艦《いそかぜ》は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った《楯(イージス)》が、日本にもたらす恐怖とは。 日本推理作家協会賞を含む三賞を受賞した長編海洋冒険小説の傑作。

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■読者の評価     おすすめ度平均

自分の中では最高傑作       おすすめ度
高校時代から福井氏の『DAISシリーズ』を愛読してきましたが、本書がダントツに良かった。
リアル(に思える)な隊員の日常や、随所に散りばめられた読者を驚かすトリック。
そして何より、生きる意味を戦いの中で模索する男達の姿にグッときます。
長いけど3回くらい読み直しました。

映画・・・・なんであーなっちゃったんだろ(泣)


すばらしい!       おすすめ度
本が届いてから半分までは、時間をおきながら読んでいましたが、後半は一気に読み進めました。後半からは涙なしでは読めません。
まるでこの事件は本当にあったのではないか、と思ってしまうくらいに現実感があります。
途中、読みにくく理解がしにくい場面もありますが、そんなことは気にならないくらいに話に引き込まれます。
心が動かされる本だと思います。この本に出会えてよかったです。
それと私は映画を見てから読んだのですが、先に本書を読まれる事をお勧めします。もちろん出演者様の演技はすばらしいですが、内容があまりにカットされていて全く違う仕上がりになっています。


これはフィクション?       おすすめ度
父親を殺した少年、子供を殺された父親、養父を殺した男。
各々が暗い過去を抱え、最新鋭護衛艦を舞台に死闘を繰り広げる。
またこの闘いに関わる男たち。
登場人物の様々な思いが錯綜し、物語はクライマックスを迎える。
しかし、この物語はフィクションなのか?
余りにも現実感があり過ぎる。もしかすると明日にでも起きてしまいそうな気がする。
国家という、実ははっきりとした姿を持たないシステムに翻弄される登場人物は我々の姿を予言しているのかもしれない。
防衛庁が防衛省に昇格するいま、じっくりと読んで欲しい1冊だ。


最高傑作!       おすすめ度
題名と重量感有りすぎの本のぶ厚さに一瞬たじろいだが、読み進める
うちに本の重さなど、気にならなくなった。
運転中の信号待ちさえ読書タイム(危険です)。寝食忘れて読みふけっ
た1週間。中盤から号泣の連続で、ラストは本当にさわやかでした。
国防や自衛隊の有り方等、戦後目をそらし続けることで戦争を放棄した
気分になっている日本人に問いかけるモノが多くありました。
でも、それ以上に熱い男達の魂に感動です!悪役さえその信念に認め
られないまでも敬服できるのは、福井氏の愛情深い描写力の賜物。
難しい艦内用語などはすっとぱし、まず一読してください。
そしてもう一度読み返してください。今度は序章から泣けてきますから。
この本に出会えた事に感謝し、老若男女問わず多くの方に読んで頂きたいです。
映画でがっかりした方も是非! 未観なら見ない方がいいですよ。
あれは全くの別物ですから。


読み応えあり!       おすすめ度
この本の前半は登場人物の人となりと、この事件の素地となる部分を丁寧に書いてあるので正直、読みにくかったりもしたのですが、ストーリーがいったん動き始めると読むのをやめられなくなります。この国のことや、戦争のこと。まだまだ自分の中でも考えなきゃいけないことがたくさんあるんだなーと、改めて考えさせられました。映画を観ていなかったからこそ、読めた作品かもしれません。